JRA武豊有力お手馬「全滅危機」!? ワールドプレミアが、インティが……春のG1シーズンに黄色信号か!?

今年28勝をマークしリーディング3位と好調な武豊騎手に、ある不安が囁かれている。
23日に行われたフェブラリーS(G1)は2番人気に支持されたインティに騎乗。逃げ馬不在のため、単騎逃げ濃厚となり有利な展開になると思われた。しかし、レースが始まるとワイドファラオとアルクトスが熾烈な先頭争いを繰り広げる。ハイペースを恐れ、東海S(G2)でも実践した控える競馬に戦略を切り替えた。しかし、直線で抜け出すと思ったタイミングでまさかの失速。14着の惨敗を喫した。
この敗戦には武豊騎手も「らしくなかった。こんな感じは初めて」と首を傾げていた。インティはダートの有力なお手馬のため、謎の敗戦は今後に不安が残る。
また16日の共同通信杯(G3)は、今年のクラシックの有力候補の一角マイラプソディに騎乗。武豊騎手自身も「クラシックパートナーの最有力」と称する自信の相棒だ。しかし、レースでは直線伸びあぐねて4着に敗れる。こちらも負けた理由がはっきりしないレースとなった。
さらに昨年の菊花賞馬ワールドプレミアの天皇賞・春(G1)回避が発表された。こちらは体調が整わないことが理由に挙げられている。有馬記念で3着に好走していただけに、今年の古馬戦線では期待される1頭であった。
ダートの有力馬、クラシックパートナーが謎の敗戦、そして芝中長距離路線の有力馬のG1回避が発表され、武豊騎手の有力お手馬がまるで「全滅状態」になってしまっている。これまでずっと手綱を取ったパートナーが不調に陥り、春のG1シーズンに有力馬不在の黄色信号が灯っている。
この危機的状況は今年の重賞成績とも関係している。
「武豊騎手自身は今年リーディング3位と好調に見えるものの、実は重賞の舞台ではそうではない。重賞に10回騎乗して、1番人気に4回支持されるも、1勝もできない不調に陥っている。重賞で1番人気の馬が勝てば、G1でも期待される1頭となるだけに、負けてしまっては有力お手馬にならないだろう」(競馬記者)
しかし、武豊騎手のこれまでの「巡りあわせ」を考えると、何か転機が訪れるかもしれない。
2007年はディープインパクトが前年に引退、またアドマイヤムーンの騎乗がなくなり、古馬の有力お手馬が空白になっていたタイミングで、2冠馬メイショウサムソンの騎乗依頼が武豊騎手に舞い込む。そして初騎乗の天皇賞・秋(G1)を制覇している。
ほかにも、ウオッカ、キタサンブラックといった名馬も同様に、初戦から騎乗しているわけでなく、思わぬタイミングで騎乗依頼が来たパートナーである。そのため、意外な形で有力馬の騎乗が決まるかもしれない。
これから武豊騎手の重賞での活躍に期待しつつも、お手馬事情の思わぬ変化も楽しみにしたい。
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