GJ > 競馬ニュース > 川田 ダノンで「芝G1・30連敗」回避!?
NEW

JRA ヴィクトリアマイル(G1)川田将雅がダノンファンタジーで「芝G1・30連敗」回避!? “スタイル変更”は吉と出るか?

JRA ヴィクトリアマイル(G1)川田将雅がダノンファンタジーで「芝G1・31連敗」回避!?  スタイル変更は吉と出るか?の画像1

「良い内容で走ってこれましたし、これで次はもうひとつ良くなってくれると思います」

 17日(日)に開催されるヴィクトリアマイル(G1)に出走予定のダノンファンタジー(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎)。前走の阪神牝馬S(G2)で5着に敗れた後、騎乗していた川田将雅騎手はこう告げて前を向いた。

 ダノンファンタジーは、一昨年の阪神ジュベナイルF(G1)の覇者。昨年の牝馬3冠でも期待された存在だったが、桜花賞(G1)4着、オークス(G1)5着、そして秋華賞(G1)は8着に終わっていた。

 そして今年の始動戦である阪神牝馬Sを迎える。ヴィクトリアマイルを見据える実績馬がズラリと揃った1戦で、ダノンファンタジーは堂々の1番人気に支持された。だが、4番手で追走するも最後の直線で伸びを欠き5着。前哨戦を取りこぼし、本番に向けて不穏なスタートを切った。

「ダノンファンタジーは、馬体重が460キロ前後で出走することがほとんどでした。それが阪神牝馬Sは486キロと+22キロの出走。絞られておらず、相当な余裕残しだったと思います。そのため、最後の直線も思ったより伸びなかったのでは?

 昨年、ダノンファンタジーはG2で2勝。前哨戦こそ快勝するも、その後の本番ではウソのように敗退していました。また同馬を所有するダノックスは、他の馬でも同様のパターンを繰り返しています。そのため、前哨戦から仕上げるというスタイルを変更した可能性もあります。1戦叩いた上積みに期待したいですね」(競馬誌ライター)

 昨年までとはスタイルを変えて大一番に臨むとも考えられているダノンファンタジーは、1週前追い切りで栗東の坂路を単走で4F54秒1、ラスト12秒5で駆け上がった。軽やかな走りを見せた同馬について、猿橋助手は「スポーツ報知」の取材に「休んで体重が増えていた前走が、休み明けとしては悪くない内容」と評価し、さらに「上積みを加えて挑めそうですね」と期待をかける。

「ダノンファンタジーにとって悲願のG1・2勝目がかかる1戦ですが、ここは鞍上の川田騎手にとっても正念場。現在リーディング1位をひた走っていますが、G1には縁がなく、なかでも芝のG1競走は29連敗中。昨年はダノンプレミアムで2度のG1競走2着がありましたが、勝利まではあと一歩届きませんでした。

 かつての戸崎圭太騎手や浜中俊騎手のように『リーディングトップだが、G1ではイマイチ』という状態が続いています。名実ともにトップに立つためにも、そろそろターフの大舞台での勝ち星がほしいですね」(競馬記者)

 川田騎手が最後に芝のG1を勝ったのは、ファインニードルに騎乗した18年のスプリンターズSだ。以来、芝G1では勝ち星から遠ざかっている。当日は人馬ともに待望のG1勝利を奪取することができるだろうか。

JRA ヴィクトリアマイル(G1)川田将雅がダノンファンタジーで「芝G1・30連敗」回避!? “スタイル変更”は吉と出るか?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  2. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
  7. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  10. 武豊「こんな馬ではない」アルテヴェローチェ不完全燃焼!レースレベルに疑問残るも…川田将雅「4コーナーで勝つと思いました」の明暗