NEW

JRA「37年ぶり」コントレイル、サリオス日本ダービー(G1)でも皐月賞に続きワンツー再現! 3冠達成を予感させる「前回の優勝馬」とは

【この記事のキーワード】, ,

JRA「37年ぶり」コントレイル、サリオス日本ダービー(G1)でも皐月賞に続きワンツー再現! 3冠達成を予感させる「前回の優勝馬」とはの画像1

 31日、東京競馬場で行われた競馬の祭典・日本ダービー(G1)は単勝オッズ1.4倍の圧倒的な支持を受けた福永祐一騎手のコントレイル(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、2着サリオスに3馬身差をつけて快勝。皐月賞に続きダービーも連勝し、見事無敗のクラシック2冠馬に輝いた。

 皐月賞のコントレイルと2着サリオスの差は半馬身、3着ガロアクリークはさらに大きく離された3馬身半と差が開いたことからも、皐月賞組の逆転の見込みは薄いと考えられ「2強対決」がよりクローズアップされる要因ともなっていた。

 ところが、オッズは2頭の一騎打ちの下馬評とは少し異なった。日本ダービーで2頭の単勝オッズは1番人気コントレイル1.4倍、サリオス4.4倍となり、1番人気コントレイル2.7倍、3番人気サリオス3.8倍だった皐月賞とはさらに差が開いたように、ファンはコントレイル圧倒的有利と見ていたようだ。

 先週のオークス(G1)で、デアリングタクトが無敗の牝馬クラシック2冠を一足先に達成していたことからも“お膳立て”は整っていたのかもしれない。コントレイルの圧倒的な強さによって、長いはずの府中の直線も短く感じさせられるほどの独壇場となった。

 皐月賞は先行したサリオスをコントレイルが差し切ったが、ダービーでは逆にコントレイルが先行して抜け出し、懸命に追い上げるサリオスを楽に千切り捨てた。前回半馬身だった2頭の着差は3馬身とさらに広がった。

 皐月賞の1、2着がダービーでも同じ2頭のワンツー決着となったのは、皐月賞1着ジェニュイン、2着タヤスツヨシが日本ダービーで入れ替わった95年以来の25年ぶりだ。さらに1、2着が同じ着順で再現したのは1着ミスターシービー、2着メジロモンスニーの83年以来37年ぶりの記録となる。

「コントレイルの強さを信じた福永祐一騎手の騎乗も素晴らしかったですね。皐月賞では『想定外』の後方からの差し切り勝ちでしたが、ダービーでは『想定内』の強気な先行策でした。スタートさえ決まれば、あとは進路の確保だけに集中すればいいという陣営の好判断も大きかったです。

また、敗れはしましたがサリオスの強さも十分に発揮されたレースでした。相手が悪過ぎたとしか言いようがない敗戦といえそうです。コントレイルの強さばかりが目立ったかもしれませんが、もしコントレイルが同じ年に生まれていなければサリオスが無敗の2冠を達成していた可能性が高かったでしょう」(競馬記者)

 史上7頭目となる無敗のクラシック2冠を達成したコントレイル。管理する矢作調教師は、オーナーから「三冠を狙いに行くぞ」と言われたことを明かした。秋は国内に専念し、菊花賞(G1)を勝って史上8頭目の3冠馬を目指す。

 皐月賞とダービーが同じ2頭のワンツー決着した37年前の先輩は3冠馬ミスターシービーだ。無敵の快進撃を続けるコントレイルにとっては、それ偉業すらも単なる「通過点」に過ぎないのかもしれない。

JRA「37年ぶり」コントレイル、サリオス日本ダービー(G1)でも皐月賞に続きワンツー再現! 3冠達成を予感させる「前回の優勝馬」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊「絶賛の嵐」で川田将雅&池添謙一にとばっちり!?「これ見ると、武豊のすごさがわかる」大好評のジョッキーカメラでまさかのアクシデント
  2. 「悲しいです」悲運の“裏切り女王”の遠い春…G1で1番人気2回、2番人気2回、3番人気1回「大器」の待たれる完全燃焼
  3. 「またマイルで頑張りたい」武豊の言葉に別れの予感…ジェニュイン、ダイワメジャー、カンパニーが歩んだローテも急浮上? 「父子の絆」でコンビ再結成もあるか
  4. 「やってしまった」絶好調D.レーンに迫る暗い影…JRA「新ルール」に適応できず、来年の日本参戦を懸けた薄氷のラストウィークへ
  5. 元JRA騎手2人の見解が完全一致!? 安田記念(G1)4着ガイアフォースに「〇〇でG1を狙えそう」「〇〇ならもっと無敵」
  6. 「どんなもんだい!」「してやったりの配合」西山茂行オーナー、秋の重賞路線へ「スプリンター」ネロの産駒が“低評価”に反発!
  7. 注目新種牡馬の産駒「超有名女優」を彷彿で話題に? オーナーは武豊と幸英明を背にJRAデビューを迎えた新鋭
  8. 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
  9. 武豊「大ミス」も検量室「沈黙」……冷静対応ルメールの株上がる?
  10. 「追い切り代わり」のノーステッキ大楽勝、ソングライン凌ぐ瞬発力! グランアレグリアやサリオスもデビューした注目舞台に来年のクラシック候補が早くも登場