JRA日本ダービー(G1)コントレイル圧巻の無敗二冠達成! 福永祐一「遊びながらダービーを勝った」ディープインパクト以来、無敗三冠に王手
31日、東京競馬場で行われた日本ダービー(G1)は、1番人気のコントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。無敗の皐月賞馬が父ディープインパクト以来となる無敗の二冠を達成し、単勝1.4倍の圧倒的支持に応えた。
「終わってみれば、1強――!」
実況を担当したラジオNIKKEIの小塚歩アナがそう叫ばざるを得ないほど、圧巻の競馬だった。今日のコントレイルは比類なき完璧な強さだった。
18頭立て、芝2400mで行われたレース。スタートを決めたウインカーネリアンが、大外18番枠からハナを主張。2番手コルテジアに競り合う意思はなく、早々にスローペースが決まった。そんな中、好スタートを決めたコントレイルは3番手、最大のライバルと目されたサリオスは中団からの競馬となった。
1000m通過は61.7秒。しかし、この遅い流れを嫌ったのが、マイラプソディに騎乗している横山典弘騎手だ。外からぐんぐんポジションを上げると、先頭に躍り出ると、レースのペースが一気に上がった。
最後の直線を迎え、コントレイルが外に流れながら先頭に。サリオスも必死に脚を伸ばすが、なかなか差が詰まらない。終わってみれば3馬身差の圧勝劇となった。
「素直にうれしいです。何よりコントレイルがいい走りを見せてくれた。それが何よりです。(2年前のダービー初勝利の時と)違いましたね。前に1度も経験していないのと、経験しているのと。経験していることで、心持ちが違いました。
今日は『コントレイルの5戦目をいい形で終えることができれば』と考えていました。現状で『もう少しこうなってほしい』と思うところはまだありますが、そういったことを思うと、底が見えないというか、ポテンシャルが高い。本当に楽しみしかないですね。
(最後の直線で先頭に立って)やっぱり遊んじゃうんですよね。遊びながらダービーを勝ってるわけですから、相当優秀な馬だと思います。今日勝ったことでスターホースの仲間入りを果たしたと思う。
競馬を楽しむ人たちの、より大きな存在になったくれたら。そんな馬に騎乗していることを誇りに思います」(福永祐一騎手)
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA日本ダービー(G1)大魔神の「秘密兵器」ヴァルコスに激走気配!? 「青葉賞組」好走を裏付けるデータを発見!
JRA日本ダービー(G1)コントレイルと並ぶ「鉄板級」軸馬発見!? “ヒモ荒れ”は人気薄「激走穴馬」がカギ! 激アツ強力現場情報をもとに高額配当を狙う!
JRA日本ダービー(G1)と「2年前」目黒記念(G2)が馬券リンク!? M.デムーロ騎手「馬券圏内75%」の理由は…
JRA日本ダービー(G1)福永祐一が勝つための絶対条件!? コントレイル2冠の鍵は「福永家の悲願」を達成した2年前の積極性
JRA日本ダービー(G1)武豊サトノフラッグをO.マーフィー、L.ヒューイットソンが本命視!? 「評価を下げてはいけない馬」「ダービー向き」若き天才騎手たちが“イチオシ”する理由