JRA安田記念(G1)で「G1・8勝」目論むアーモンドアイはまだまだ「序の口」!? 世界最強「G1・10勝」の怪物がついに始動!
7日、東京競馬場で春のマイル王決定戦・安田記念(G1)が開催される。今年の注目の的は史上初の「G1・8勝」に挑むアーモンドアイだろう。
過去にG1・7勝を達成したのはシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、キタサンブラックの6頭。現在、アーモンドアイはこれらの名馬と肩を並べた形だが、さらに高みのG1・8勝に挑戦することになる。
まさに怪物といえるアーモンドアイだが、世界にはもっと恐ろしい怪物がいる。
1日、昨年の凱旋門賞(G1)で2着のエネイブル(牝6歳、英・J.ゴスデン厩舎)が、今年の始動戦を7月5日にサンダウン競馬場で行われるエクリプスS(G1)で迎えることが明らかになったとイギリスのメディア『Racing Post』が報じている。
同メディアによると、ニューマーケットで調整されていたエネイブルは、17日に開催が始まるロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズS(G1)に出走する可能性があった。だが、「ロイヤルアスコットが予定通りの開催となるか不確実なため、今年はサンダウンを待つことにしました」とゴスデン調教師は話しており、エクリプスSを始動戦に選んだようだ。
昨年の凱旋門賞は史上初の3連覇をかけて挑むもヴァルトガイストの2着に敗れ、約2年半ぶりとなるキャリア2度目の黒星となったエネイブル。だが、「G1・10勝」の名牝は6歳シーズンの現役続行が決定し、再度凱旋門賞3勝目を目指すことになった。
実際に、新型コロナウイルスの影響で中断していたイギリス競馬は6月1日に再開したばかり。開催が予定通りに行われるか不透明な部分は多いため、エネイブルのローテーションにも頷ける。
エクリプスSは昨年の始動戦でマジカルを破った縁起のいいレース。その後も、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)、ヨークシャーオークス(G1)と連勝を飾っている。いったい今年はどれだけG1勝利を積み重ねるのか注目が集まる。
そして最大目標の凱旋門賞。今年は新型コロナウイルスの影響で日本からの参戦は厳しい状態だが、日本の馬主であるキーファーズがクールモアと共同所有している昨年のインターナショナルS(G1)勝ち馬ジャパンの参戦が予定されている。こちらの対決も楽しみにしたいところだ。
日本で史上初のG1・8勝を目指すアーモンドアイだが、世界にはさらに高い壁が存在する。アーモンドアイにとっても、エネイブルは雲の上の存在といったところかもしれない。
今週末、アーモンドアイには日本代表としての走りを見せてほしいところだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 「ルメールショック」が木村哲也厩舎に直撃?桜花賞に続き皐月賞も人気馬が凡走…主戦騎手不在で「13連敗」の急ブレーキ
- コスモキュランダ次走ダービーも「鞍上未定」の怪…J.モレイラ続投が決まらない理由に「身元引受調教師」の影響も?
- 【フローラS】昨年激走のゴールデンハインド、桜花賞激走のライトバック。その道のプロが狙う牝馬の穴馬、今年狙うのは誰もが驚く意外な格下馬
- 今年のNHKマイルCに「豪華メンバー」集結?エルコンドルパサー、キングカメハメハ級は不在も…例年以上にハイレベルの激戦か
- 【NHKマイルC】川田将雅ジャンタルマンタル参戦で浮上した「鞍上問題」…陣営と繋がり強い「三冠騎手」が有力候補? その背中に跨るのは
- 今年の皐月賞は本当に「ハイレベル」だったのか!? 最下位でもイクイノックス超えの違和感…超速馬場の「カラクリ」を見抜け
- JRA横山典弘「再登板」もファンの胸中は複雑!?ソダシでも主戦騎手が降板の過去…「騎乗批判疑惑」で物議醸したコンビが復活
- あっさり日本ダービー制覇なら“ナリタブライアン級”の評価も?皐月賞馬ジャスティンミラノに立ちはだかる「2つの壁」とは
- 【マイラーズC】2連敗中の川田将雅騎手×セリフォスのコンビ継続に疑問の声?「やっぱりレーンじゃなきゃ」「なぜ藤岡佑介を乗せない?」。一方、逆転を狙うノーマークの穴馬が急浮上!
- 「永遠のライバル」逆転も時間の問題?キズナ産駒が待望のクラシック初制覇、ジャスティンミラノ皐月賞優勝に大きな意味
関連記事
JRA「最強馬決定戦」コントレイルVSアーモンドアイはやはりあのレース!? 実現に向けて負けられない戦いは安田記念(G1)よりも……
JRA「26年」ぶり? 8冠目指す最強女王アーモンドアイの安田記念(G1)出走で再現の可能性が出て来た超レアな記録とは
JRA・M.デムーロ「主戦降板」の真相!? 安田記念(G1)アドマイヤマーズ「昨年騎乗0」川田将雅の違和感と、新アドマイヤ体制に生まれた確執とは
JRA安田記念(G1)グランアレグリア「凄い動き」披露も苦戦必至!? 藤沢厩舎「2連覇」は過去の話。ここ20年は「泥沼」状態……
JRA安田記念(G1)「8冠阻止」アーモンドアイを倒す条件に一致!? 復活をかけるあのコンビが女王打倒の最大のチャンス!