
JRA武豊×池江泰寿調教師「昨日の敵は今日の友」タッグ結成!? 菊花賞2着サトノルークスを負かした“ワールドでプレミアな手腕”に期待
今週6日に阪神競馬場で鳴尾記念(G3)が行なわれるが、そのレースに菊花賞2着馬サトノルークス(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が始動する。
かつて全国リーディング争いの常連だった池江厩舎だが、このところは力を発揮できておらず、今年は16位に甘んじている。苦しい戦いが続いているが、今週出走させるサトノルークスで、浮上のきっかけを掴みたいところだ。
そのサトノルークスの鞍上に武豊騎手が決まったのだが、じつは武騎手が池江厩舎の馬に跨がるのは、去年の12月以来で今年初の騎乗になる。
「昨年の菊花賞は、サトノルークスに福永祐一騎手を乗せましたが2着で、勝ったのは勝負強い武騎手が騎乗したワールドプレミアでした。
あと一歩だったサトノルークスで再びG1に出走するためにも、池江厩舎は鳴尾記念で賞金を加算したいでしょうね。こういう時に、菊花賞で見せた強烈な勝負強さを発揮する武騎手に頼るのは、旧知の間柄であれば、当然の流れなのかもしれませんね」(同)
2人は同じ1969年の生まれで、お互い早生まれのため学年も同じ。父親が中央競馬の騎手、そして調教師の仕事をしてきたことから、2人も栗東に住み同じ学校に通った幼馴染みだ。
かつて『日刊スポーツ』の取材を受けた2人は、武豊騎手が「学校で2人が会えば競馬の話ばかりしていた、気持ち悪い小学生やった(笑い)」と振り返れば、池江泰調教師も「当時から、技術で動かすというか、最小の扶助で馬を動かすという意識がついて、今のユタカがあるんやないかな」と思い出話に花を咲かせている。
他の騎手と調教師の関係とは少し異なる特別な絆が、この2人にはあるのだろう。
武騎手としてはサトノルークスに乗るのは、絶好の重賞制覇のチャンスだ。勝って陣営に、この馬の初重賞をプレゼントするつもりだろう。鳴尾記念の池江調教師と武騎手のコンビに、改めて注目してみたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
関連記事
JRA鳴尾記念(G3)距離延長で必勝期すラヴズオンリーユーもう負けられない! 安田記念の資金稼ぎにもってこい!?
JRA鳴尾記念(G3)春G1・10連敗「大スランプ」武豊、「2億9000万」サトノルークスは巻き返しの救世主となれるか!?
JRA鳴尾記念(G3)武豊サトノルークスが昨年のオークス馬ラヴズオンリーユーを撃破!? 宝塚記念(G1)につながる重要な1戦に熱視線
JRA武豊が安田記念(G1)「断念」!? まさかの鳴尾記念(G3)騎乗決定で「大斜行」の悪夢払拭は来年に持ち越しか……
JRA菊花賞(G1)ヴェロックス川田「VS福永祐一」に完敗の屈辱……「距離が長くなるのは良くない」もサトノルークス大健闘2着