
JRA「大荒れ」七夕賞(G3)過去10年で100万馬券2本! 今年も混戦必至のなか「激走条件」を満たした注目すべき「穴馬3頭」とは?
先週行われたハンデ重賞のCBC賞(G3)は51㎏の軽ハンデ馬ラブカンプーの逃げ切りで、3連単は244万馬券を超える大波乱となった。そして先日、大井競馬場で行われたジャパンダートダービー(Jpn1)も、断然人気カフェファラオの敗退で77万馬券が飛び出した。
まさに夏競馬は波乱続きといえ、今後もその傾向が収まる気配はない。
というのも、今週行われるハンデ重賞の七夕賞(G3)は、CBC賞以上に難解な一戦だからだ。下記にあるように、過去10年で100万馬券は2本、10万馬券も4本、最低配当でも200倍とまさしく荒れ放題である。
■七夕賞(G3)過去10年の3連単結果
2019年 3連単 172,290円
2018年 3連単 2,563,330円
2017年 3連単 21,540円
2016年 3連単 96,740円
2015年 3連単 1,006,440円
2014年 3連単 121,740円
2013年 3連単 310,070円
2012年 3連単 591,030円
2011年 3連単 84,620円
2010年 3連単 91,300円
2010年 3連単 99,480円
※2010年は3着同着で3連単が2通り
過去10年で1番人気は2勝と低迷する一方、11番人気が2勝、14番人気1勝と2ケタ人気の超人気薄馬が3度も勝利。さらに7番人気以下の馬は、30頭中14頭も馬券に絡んでいる。まさに夏の風物詩と言える波乱の重賞レースだ。
今年の出走メンバーを見渡しても、難解な一戦は間違いない。
人気を集めるであろうD.レーン騎手のジナンボー、クレッシェンドラヴ、マイネルサーパス、ブラヴァスは成績も不安定。ハンデも課されており、信用度は決して高くない。しかしこういった難解なレースを的中させてこそ、美味しい配当が待っている。
そこで過去の傾向から、今年注目の穴馬3頭をピックアップした。
過去10年の傾向から注目したのは【騎手・厩舎・性別・年齢・夏実績・距離実績】である。過去に激走した人気薄馬14頭を見てみると、騎手は13人が関東所属騎手で、関西所属は1名、外国人騎手はゼロだ。関東ローカルの福島は、やはり乗りなれた関東の騎手が実績を残している。
しかし厩舎で見てみると、14頭中10頭は関西馬で、パターンとしては「関西馬と関東騎手のコンビ」に注目。また14頭中13頭が牡馬であり、5歳馬6頭、6歳馬6頭とこの2世代が圧倒。意外なことに4歳馬はゼロである。
そして14頭すべてが夏競馬の7~9月に勝利か、最低でも3着の好走実績がある(9月の中山・阪神は除く)。このことからも、夏競馬に実績のない馬の激走は難しい。さらに全馬が右回りで勝利、距離もほとんどが2000m以上で勝利している。
この時点で整理すると以下の項目をクリアする必要がある。
・関東所属騎手
・関西馬優先で関東馬は2番手
・牡馬
・5歳か6歳馬
・7~9月の夏競馬開催で3着以内の実績
・右回りで勝利実績
・2000m以上で勝利実績
以上の項目が該当する出走馬で、上位人気が想定される馬(クレッシェンドラヴ・ウインイクシード)を除いた激走穴馬候補は以下の3頭である。
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