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JRA「コパノキッキング×菜七子騎手」ドリームコンビ復活! JBCスプリント(G1)でオーナーDr.コパの“夢”を現実のものへ

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 12日、佐賀競馬場で行われたサマーチャンピオン(G3)は、4番人気サヴィが逃げ切って重賞初制覇。1番人気に支持されていた武豊騎手のコパノキッキング(セ5歳、栗東・村山明厩舎)はスタートで後手に回ったことも影響し、3着に敗れていた。

 今後のコパノキッキングのローテーションに注目が集まっていたが、13日に管理する村山調教師が、昨年同様、10月7日の東京盃(G2)をステップに11月3日のJBCスプリント(G1)を目指すことを明らかにした。そして、前走の武豊騎手から藤田菜七子騎手に手綱を戻すことも発表されている。

 またコパノキッキングのオーナーであるDr.コパこと小林祥晃氏も自身のブログで、「キッキングと豊さん初コンビは直線伸び切れず3着でした。応援ありがとうございます」と、レースを振り返った後に「今年のキッキングの最大目標、菜七子さんとG1に向かいます」と菜七子騎手との再コンビを結成することを明かしている。

「昨年、菜七子騎手はコパノキッキングで東京盃とカペラS(G3)のふたつの重賞を勝利しています。ただJBCスプリント(G1)では積極的に前に行く競馬を展開したものの、ブルドッグボスの強襲に遭い、クビ差2着。G1初制覇をわずかな差で逃すことになりました。

 コパさんは『GJ』のインタビューで、今年のコパノキッキングの鞍上は村山調教師に一任するものの、『「G1」に出るときだけは、菜七子を乗っけてくれ』とお願いしたと明かしています。ただG1レースにスポット的に騎乗しても勝つのは難しいのは当然。そのこともあり、今後も菜七子騎手で行くと村山調教師も決断したのかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 かつて、「菜七子とキッキングでG1獲って、新聞の一面に『菜七子G1制覇!』ってのが、一番カッコイイんじゃないかなって(笑)」と快活に明かしていたコパ氏の思いが、スタッフにも通じたようだ。

「また前走で騎乗した武豊騎手には、お手馬にクラスターC(G3)でレコード勝ちするなどダートスプリントで実績を積んでいるマテラスカイがいますからね。こちらは11月にアメリカで開催予定のBCスプリント(G1)とJBCスプリントの両睨みですが、コロナ禍で米遠征ができるのはまだ不明。もしマテラスカイが国内G1を目指すことになったら、武豊騎手はこちらを選択する可能性が高いです。

 それも見越しつつ、昨年の実績も考慮して、陣営は菜七子騎手に手綱を戻すことにしたのではないでしょうか。もちろん、コパ氏の『馬主としての「夢」』も影響を与えているでしょうが、ただ想いだけではなく理にも叶った決断だと思います」(競馬記者)

 菜七子騎手×コパノキッキングの復活。今秋こそ、オーナーの夢を現実にすることができるだろうか?

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