
JRA武豊コパノキッキング3着&川田将雅ヤマニンアンプリメ4着!! 実績上位馬を相手取り和田竜二サヴィが見事な逃げ切り勝ち【佐賀・サマーチャンピオン(G3)】
12日(水)に佐賀競馬場で開催されたサマーチャンピオン(G3、ダ1400m)は、和田竜二騎手のサヴィ(牡6歳、栗東・中内田充正厩舎)が重賞初勝利を飾り、2着には兵庫所属のメイショウテンスイが入った。1番人気に支持されていた武豊騎手のコパノキッキングは3着、2番人気だった川田将雅騎手のヤマニンアンプリメは4着に終わっている。
本馬場入場後に、ヒラソールが鞍上の荻野極騎手を振り落とし、放馬。コース外に出てしまったため除外となるなど、ただならぬ雰囲気の中でスタートを切ることになった今年のサマーチャンピオン。
まずサヴィがハナを奪い、ナムラムート、メイショウテンスイ、ヤマニンアンプリメが続く。コパノキッキングは出遅れ気味のスタートを切ったが、武豊騎手のゲキに応えてスルスルとポジションをあげていく。4角を回るとサヴィ、メイショウテンスイ、ヤマニンアンプリメ、コパノキッキングの一団が他馬を大きく引き離し、優勝争いはこの4頭に絞られた。
最後の直線に入ってもサヴィが先頭でメイショウテンスイが2番手。それらに続くヤマニンアンプリメ、コパノキッキングら実績上位馬が、ここから本領を発揮するかと思いきや、思ったほど伸びずに先を行く2頭を捉えられない。結局、先手を奪ったサヴィ、メイショウテンスイに先着を許してしまった。
「典型的な前残りの展開になってしまいましたね。武豊騎手との初タッグとなったコパノキッキングは、とにかくスタートで後手に回ってしまったことが敗因だったように思います。またキャリア最重量となった58.5キロの斤量も堪えたのではないでしょうか。
ヤマニンアンプリメはいいポジションにつけていたのですが、あと一歩届きませんでした。佐賀は川田騎手の地元ですし、さらにこの日は父親の川田孝好調教師が、節目となる1200勝を達成。口取り式には川田騎手も参加し、微笑ましい姿を見せていました。その記念すべき日に、父に勝利を捧げたいと誰よりも思っていたはずですが……。惜しかったですね」(競馬誌ライター)
コパノキッキング、ヤマニンアンプリメら実績上位馬を相手に、見事逃げ切った和田騎手とサヴィ。ダート界にまた楽しみな存在が台頭した。秋以降の飛躍にも注目したい。
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