GJ > 競馬ニュース > 福永祐一コントレイル「3冠失敗」のサイン!?
NEW

JRA福永祐一コントレイル「3冠失敗」のサイン!? セントライト記念馬が「クビ差」で名手の菊花賞制覇を阻んだ5年前との共通点とは

【この記事のキーワード】,

JRA福永祐一コントレイル「3冠失敗」のサイン!? セントライト記念馬が「クビ差」で名手の菊花賞制覇を阻んだ5年前との共通点とはの画像1 21日、中山競馬場で行われた菊花賞トライアル・セントライト記念(G2)はバビット(牡3、栗東・浜田多美雄厩舎)が優勝した。同馬はこれで未勝利戦から破竹の4連勝、菊花賞(G1)でも注目の存在に浮上した。

 前走のラジオNIKKEI賞(G3)は8番人気の穴馬に過ぎなかったこともあり、5馬身差で圧勝しながらフロック視されたのか4番人気に甘んじたバビット。だが、果敢に先頭を奪うと1000m過ぎから連続して加速ラップを刻むロングスパートを披露。春の重賞を制した実力馬であるサトノフラッグ、ガロアクリークの追撃を退けた。

 内田博幸騎手は「距離が延びても折り合いはつくし、いい形でこの馬のレースができれば、本番でも十分にチャンスはあると思います」とコメント。改めてスタミナ勝負への適性を見せたバビットは、菊花賞で3冠を目指すコントレイルにとっても脅威となり得るかもしれない。

 その予兆といえそうなのが、5年前のセントライト記念を優勝したキタサンブラックが、菊花賞も制した当時の状況である。バビットとキタサンブラックの2頭にはちょっとした共通項があるのだ。

後の7冠馬キタサンブラックも日本ダービー(G1)14着から臨んだセントライト記念では6番人気の評価に過ぎなかった。そして、血統的にもスプリンターだったサクラバクシンオーを母父に持つことから距離の不安が囁かれた。だが、5番人気に支持された菊花賞ではディープインパクト産駒である福永祐一騎手の優勝候補リアルスティールをクビ差で破り、G1初勝利を手に入れた。

 これに対してバビットも4番人気で臨んだセントライト記念を優勝し、血統的にも母父は世界的なマイラーであるタイキシャトルだ。菊花賞では福永騎手がコンビを組むディープインパクト産駒コントレイルとの対決が待っている。

5年前に比べると無敗のクラシック2冠馬が相手となるのは強敵だが、スタミナを活かせる展開になるようならチャンスはあるだろう。

「コントレイルは2400mのダービーをこなしましたが、これだけで一気に600m延長となる菊花賞も問題ないと考えるにはまだ不安がない訳ではありません。バビットがハイペースからのロングスパート合戦に持ち込む展開になれば、内田騎手が言うようにチャンスがあるかもしれませんよ」(競馬記者)

 3歳牝馬はマルターズディオサが紫苑S(G3)、リアアメリアがローズS(G2)を制し、勢力図に大きな変化は見られなかったが、牡馬はバビットがセントライト記念で春の実績馬を倒した。

 何より、バビットがコントレイルと未対戦であることは大きな魅力だ。

 2冠馬相手にどのような走りを見せてくれるだろうか。10月25日の本番を楽しみに待ちたい。

JRA福永祐一コントレイル「3冠失敗」のサイン!? セントライト記念馬が「クビ差」で名手の菊花賞制覇を阻んだ5年前との共通点とはのページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  2. 横山武史「乗り替わり」の無念を晴らす重賞勝利に会心ガッツポーズ! 初のメイン勝ちなど大暴れ「妹弟子」の活躍も刺激に?
  3. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  4. 【青葉賞】「幻のダービー馬」スキルヴィングの勝利から1年…待ち受けていた悲劇的な結末、改めて痛感する人馬無事の大切さ
  5. 【羽田盃】新ダート三冠初戦を桃井はるこがぶった斬り!? アマンテビアンコ✕川田将雅よりも推したいあの1頭は? モモーイの超!大穴でGJ 羽田盃2024
  6. 【青葉賞】武豊「ダービーに出さないといけない」キタサンブラック弟シュガークン出陣! 相性抜群レース完勝も、本番に不安材料?
  7. 【天皇賞・春】「賛否」分かれる名馬のレース名と条件、芝のコパノリッキーやダートのロードカナロアに違和感ありあり…ライスシャワーもスプリンターだった?
  8. 本命馬が出遅れたら「自分の勘を疑うべき」なのはなぜか?キャプテン渡辺が考える「今日はダメだサイン」2つ【徒然なる神のくず競馬トーク】
  9. 【チャンピオンズマイル(G1)展望】海外転戦“5億円ホース”が世界最強ゴールデンシックスティに挑戦!昨年のNHKマイルC覇者が道悪で急浮上?
  10. 須貝尚介厩舎「重賞50連敗」ゴールドシップ、ソダシら手掛けた名門が苦戦…相次いだ誤算と見えてきた光明