
JRA菊花賞(G1)コントレイル撃破はあの馬に託された!? 東西トレセン関係者「秘蔵ネタ」で「激走気配」漂う伏兵発覚?
25日、京都競馬場で開催される菊花賞(G1)。コントレイルに史上3頭目の無敗の3冠馬が懸かっていることもあり、例年以上に注目を集めている。
だがここを目標としていたのはコントレイルだけではない。他の陣営も最後の1冠を奪取すべく、当然、研鑽を重ねてきた。今回は東西のトレセン関係者たちから編集部に寄せられた(秘)ネタの一部をご紹介。馬券検討の一助になれば幸いだ。
主導権を握ると見られている逃げ馬バビット(牡3、栗東・浜田多実雄厩舎)。
7月のラジオNIKKEI賞(G3)で2着を5馬身差離して逃げ切り勝ち。続くセントライト記念(G2)でも逃げると、マイペースでラップを刻み、そのままゴール。破竹の勢いで重賞を連勝している。
「自分のスタイルに持ち込むことができれば、本当にしぶといですね。ただ、気性的に難しいところがあるようで、スタッフは『多頭数の競馬や主張する馬がいると怖い。今回はキメラヴェリテ陣営が逃げを匂わせているから』と不安そうな表情を浮かべていました。
また本質的には中距離馬だと考えられていて、この距離をこなせるかも不安材料。『段々と前進気勢が強くなってきた。前走も最後はほかのメンバーの脚が上がっていただけで、決してスタミナ十分という内容ではなかったから』と戦績からは考えられないほど弱気でしたね」(栗東関係者A)
穴党から熱視線を集めているバビットだが、厳しい競馬を強いられることになるのかもしれない。
上がり馬アリストテレス(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)はジャイアントキリングを狙う。
春は若駒S(L)2着、すみれS(L)2着が精一杯で、クラシック出走は叶わなかった。だが、夏の条件戦で古馬を相手に2連勝と評価をあげてきている。
「今回はC.ルメール騎手が騎乗。陣営は先に夏に2連勝したM.デムーロ騎手に依頼したものの、すでに埋まっていたそうです。そこでダメ元でお手馬がいないルメール騎手に当たってみたところ、OKが出たとのこと。
スタッフは『騎手の腕が物を言う長距離戦でルメール騎手が乗ってくれるのは心強い。特にこの馬は物見をしたり、乗り手の指示に反抗したりとわがままなところがあるしね。騎乗経験があるのもいいね』と語っていました。運が回ってきた感がありますね」(栗東関係者B)
ポテンシャルは上位の1頭。ひと夏の成長ですでに実力は同世代のライバルを追い越した!?
PICK UP
Ranking
17:30更新横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
関連記事
JRA菊花賞(G1)西山茂行オーナーが語った「異端の逃亡者」誕生秘話。グレード制導入以降「唯一」逃げ切ったセイウンスカイの伝説【特別インタビュー】
JRA菊花賞(G1)「大物狩り」の血が騒ぐ!? コントレイル「当確」に最強助っ人が待ったをかける……”滑り込みセーフ”の超良血馬に激走気配
JRA菊花賞(G1)コントレイル逆転の穴馬候補!? 全出走馬の血統・実績から浮上した3000mがプラスになる馬は?
JRA菊花賞(G1)サトノフラッグ「国枝マジック」で大変身!? デアリングタクトを脅かした「秘技」でコントレイルに下剋上か
JRA菊花賞「三冠」武豊、岡部幸雄にあって、夢破れたM.デムーロ、石橋守になかったもの。コントレイル福永祐一「余裕」の裏に、二冠馬と三冠馬を隔てたものの正体