GJ > 競馬ニュース > 天皇賞・秋「秘密兵器」導入でついに覚醒!?
NEW

JRA天皇賞・秋「秘密兵器」導入で、ついに覚醒!? 伝統の「リピーター」はアーモンドアイより、ダノンプレミアムが美味しい理由

【この記事のキーワード】,

JRA天皇賞・秋「秘密兵器」導入で、ついに覚醒!? 伝統の「リピーター」はアーモンドアイより、ダノンプレミアムが美味しい理由の画像1

 11月1日に東京競馬場で行われる天皇賞・秋(G1)で、ディープインパクトらを超える芝G1・8勝目を狙うアーモンドアイ。主戦のC.ルメール騎手が「2000mがベスト」と語っている通り、昨年の勝ち馬に大きな死角はなさそうだ。

 しかし、1937年に創設され100年近い歴史を誇る天皇賞・秋だが、連覇を達成したのは2002、2003年のシンボリクリスエスただ1頭だ。それも本馬の1勝目は中山開催。東京開催の天皇賞・秋を連覇した馬は皆無という事実は、最強女王にとっての最も不吉なデータの1つといえるだろう。

 ただ、その一方で天皇賞・秋は「リピーター」の多いレースとして知られている。

 実際に過去10年だけを遡ってもステファノス(15年2着→16年3着)、イスラボニータ(14年3着→15年3着)、ジェンティルドンナ(13年2着→14年2着)、エイシンフラッシュ(12年1着→13年3着)、ペルーサ(10年2着→11年3着)と5頭が“リピート”を果たしており、歴史を振り返れば枚挙に暇がないほどだ。

JRA天皇賞・秋「秘密兵器」導入で、ついに覚醒!? 伝統の「リピーター」はアーモンドアイより、ダノンプレミアムが美味しい理由の画像2

 これは昨年の勝ち馬アーモンドアイの好走を大きく後押しするデータだが、もう1頭、同様の敬意を払わなければならない馬がいる。昨年2着のダノンプレミアム(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。

 アーモンドアイが単勝1.6倍だった昨年同様、今年も圧倒的な支持を集めることが予想される一方、昨年3番人気だったダノンプレミアムは大きく評価を落としそうだ。しかし、だからこそ「絶好の狙い目」といえる。

 何故なら上記に挙げた5頭の内、イスラボニータ、ジェンティルドンナ、ペルーサの3頭は2年目に人気を落としながらも再び好走しているからだ。

 昨年の天皇賞・秋でアーモンドアイに3馬身差の完敗を喫したダノンプレミアム。しかし、その後はマイルCS(G1)でインディチャンプの2着、不良馬場のクイーンエリザベスS(豪G1)で3着と、トップクラスのパフォーマンスを示している。

 だが、『netkeiba.com』の事前予想では6番人気の伏兵扱い。ここまで評価が下がったのは、偏に春の安田記念(G1)で13着に大敗したからだろう。

「6月の安田記念では、最後の直線の入り口でバランスを崩すアクシデント。その際に、舌がノドの奥に巻き込んでしまい、まともに呼吸することもできなかったとか……。惨敗は度外視していいと思いますよ。

陣営もその辺りの対策はすでに取っており、普段の調教からクロスノーズバンド(口を締めることで舌が動くのを防ぐ馬具)を装着させています。もし、安田記念だけで評価を落とすなら、馬券的には“美味しい”リピーターになるかもしれません」(競馬記者)

 記者がここまでダノンプレミアムを推すのも、本馬が昨年以上の状態での出走が見込めそうだからだ。

JRA天皇賞・秋「秘密兵器」導入で、ついに覚醒!? 伝統の「リピーター」はアーモンドアイより、ダノンプレミアムが美味しい理由のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  3. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. JRAイチの「豪快王」小島太列伝。愛人、酒席トラブルあっても名騎手、名調教師の生き様に曇りなし
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  9. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客