GJ > 競馬ニュース > ニシノガブリヨリ格上挑戦も...
NEW

JRA京王杯2歳S(G2)西山茂行オーナー「一番走るのはニシノガブリヨリ」。格上挑戦も重賞3着馬より上の評価

JRA京王杯2歳S(G2)西山茂行オーナー「一番走るのはニシノガブリヨリ」。格上挑戦も重賞3着馬より上の評価の画像1

 7日に東京競馬場で行われる京王杯2歳S(G2)は、昨年の勝ち馬タイセイビジョンが朝日杯フューチュリティS(G1)でも2着するなど、伝統のある出世レースだ。

 今年は怪物の呼び声高いリフレイムや、小倉2歳S(G3)で2着したモントライゼ、函館2歳S(G3)の勝ち馬リンゴアメなどが人気を集めることが予想されているが、その中でも注目したいのが、リーチザクラウン産駒のニシノガブリヨリ(牡2歳、栗東・橋口慎介厩舎)だ。

 9月に行われた小倉の新馬戦(1200m)を1馬身3/4差をつけて快勝したニシノガブリヨリ。2着ロングトレーンが次走の未勝利戦をあっさり勝ち上がっていることからも、決してレベルの低いレースではない。

JRA京王杯2歳S(G2)西山茂行オーナー「一番走るのはニシノガブリヨリ」。格上挑戦も重賞3着馬より上の評価の画像2

 騎乗した松山弘平騎手も「2番手でレースができたし、手応えにも終始余裕があった。強い競馬をしてくれた」と評価。管理する橋口慎介調教師も「いい内容でした」と手応えを感じるレースぶりだったようだ。

 だだ、それでもニシノガブリヨリは1戦1勝の身だ。9月のレースから1勝クラスなど、いくつかの選択肢がある中での格上挑戦。『netkeiba.com』の事前予想でも現在9番人気と、決して高い評価はされていない。

 それでも「あえて」格上挑戦したことには、西山茂行オーナーの特別な期待があるようだ。

「たぶん、一番走るのはニシノガブリヨリだと思います」

 今年10月にインタビュー(リンク)を行った時点で8頭が勝ち上がっていた西山オーナーの所有馬だが、筆頭に名を挙げたのがニシノガブリヨリ。セイウンダイモスがサウジアラビアRC(G3)で3着に好走した翌週にもかかわらず、本馬の名を挙げたことからも、その期待が窺い知れる。

「所有馬のローテーションに関して、あまり無茶をしない印象のある西山オーナーが、あえて2カ月ぶりのレースで狙い澄ましての格上挑戦。それなりの期待と自信があるからでしょうし、当然、朝日杯フューチュリティSを見据えての選択だと思います。主観で申し訳ないんですが『京王杯(2歳S)に行きます』と明かされた口調は、やっぱり少し自信ありげでしたよ」(競馬記者)

 また、ニシノガブリヨリの父リーチザクラウンは西山オーナーが種牡馬入りさせた馬。産駒が活躍したため、現在は社台スタリオンで繋養されているが、そんな縁もあって現在も西山オーナーの所有馬には同産駒が目立つ。ニシノガブリヨリは、その中でも特に期待が高い馬のようだ。

「リーチザクラウンを手掛けていた橋口弘次郎調教師の息子さん橋口慎介調教師にお願いしていますから。そういう意味でも『縁がある馬なのかな』と思っています」

 西山オーナーがそう期待を語ったニシノガブリヨリ。栗東の坂路で行われた最終追い切りでは、見守った橋口慎調教師が「凄くいい動き。前走のレースぶりからも距離が延びて良さそう」と自信を深めているようだった。

 相手は格上だが、ここも正々堂々“がぶり寄る”つもりだ。

JRA京王杯2歳S(G2)西山茂行オーナー「一番走るのはニシノガブリヨリ」。格上挑戦も重賞3着馬より上の評価のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  4. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!