
JRA「鞍上問題」勃発の悪夢再び!? 池添謙一「モチベーションがあがりません」…… 「大誤算」ジャパンC(G1)サートゥルナーリア回避にショック隠せず!
8冠馬アーモンドアイと無敗の三冠馬2頭というドリームマッチが期待されている今年のジャパンCだが残念な知らせが入った。
主戦のC.ルメール騎手がアーモンドアイに騎乗するため、池添謙一騎手と新たにコンビを組む予定だったサートゥルナーリアだが、脚部不安により回避することが23日、所属するキャロットクラブのHPにて発表された。
幸い、歩様については問題がなく、ひとまずはノーザンファームしがらきへ放牧となるようだ。今後の経過次第で12月27日の有馬記念への出走が視野に入ると考えられている。
この一報に大きなショックを受けたのが、ジャパンCでコンビを組む予定だった池添謙一騎手だ。
初コンタクトとなった13日の追い切りに騎乗した際、好時計をマークしたパートナーを「ゆっくり走っていても跳びが大きくて、思った以上の時計が出る。背中がすごく柔らかくていい走り。雰囲気ありますね」と評し、「今回は歴史に残るレースになると思う。主役は三冠馬3頭だと思うけど、チャンスは十分」と大きな期待を寄せていた。
寝耳に水の”悲報”だったこともあり、池添騎手は自身のTwitterにて「1週前ほんとに良くて、楽しみで仕方なかったのに」と回避を惜しみ、「昨日の今日で全くモチベーションがあがりませんが…週末までにはちゃんとします」とショックを隠せないながらも前を向いた。
今秋、池添騎手にとっては残念なことが続いた。安田記念(G1)ではC.ルメール騎手がアーモンドアイに騎乗するため、高松宮記念(G1)からの”代打”を継続したグランアレグリアで大金星。最高の結果を出したこともあって、スプリンターズS(G1)で続投が期待されたものの、再びルメール騎手の手綱に戻ってしまった。
そして、奇しくもまたルメール騎手の代打と考えられるサートゥルナーリアが回避したことにより、厳しい局面を迎えるかもしれない。
「同じくルメール騎手のお手馬であるフィエールマンが、すでに有馬記念への出走を表明しています。同馬は天皇賞・秋で福永祐一騎手とコンビを組みましたが、主戦のルメール騎手に戻ると見られています。
ですが、サートゥルナーリアも有馬記念に出走してくるようであれば、こちらに騎乗する可能性も出てきます。福永騎手はコントレイルの主戦騎手ですが、同馬がジャパンCに出走するため、有馬記念に参戦する可能性は低くなりました。
そうなると、フィエールマンは福永騎手続投でルメール騎手がサートゥルナーリアということも十分考えられるため、池添騎手の出番がなくなってしまうかもしれません」(競馬記者)
G1勝利のチャンスがある馬と巡り会いながら、またしても騎乗することができなかった池添騎手にとっては一難去ってまた一難といえるだろう。
昨年のマイルCSでは代打騎乗のインディチャンプで見事優勝するなど、大舞台での勝負強さには定評のある騎手だけに、有馬記念で再びサートゥルナーリアに騎乗できることを期待したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA今村聖奈「大ブレイク」の陰で悲痛な叫び。「何のために騎手になったのか」乗鞍激減、レース開催日に”お留守番”続出
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- JRAイチの「豪快王」小島太列伝。愛人、酒席トラブルあっても名騎手、名調教師の生き様に曇りなし