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JRA【ジャパンカップ(G1)展望】アーモンドアイVSコントレイルVSデアリングタクト……3冠馬3頭による“夢”の共演が実現!

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 日本競馬史上、最も注目度の高い一戦になるかもしれない。

 29日に東京競馬場で開催されるジャパンカップ(G1)には史上最高クラスのメンバーがそろった。

 1年前のジャパンカップは有力馬が次々と出走を回避。史上最低メンバーと言われたが、今年はアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)、コントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)、そしてデアリングタクト(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)の3冠馬3頭による夢の共演が実現した。

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 このレースを最後に引退することが発表されたアーモンドアイ。今年はコロナ禍の影響で春のドバイワールドカップデーが中止。始動戦となったヴィクトリアマイル(G1)で完勝を収めたが、続く安田記念(G1)ではグランアレグリアに完敗。前走の天皇賞・秋(G1)では1.4倍の圧倒的1番人気に応え、史上初となる芝G1・8勝目を飾った。

 前走から中3週で大一番を迎えるアーモンドアイは、18日に短期放牧先のノーザンファーム天栄から帰厩。20日には、C.ルメール騎手を背に美浦南Wで5ハロン67秒4-12秒4をマークした。国枝調教師は『デイリースポーツ』の取材に「時計的にもちょうどいい。来週はもうちょっとやるよ」とコメントを残した。

 やはり最大の不安は前走から中3週という間隔だろう。引退レースとあって、“メイチ”で臨むのか、それとも万が一を考えて余裕残しでレースを迎えるのか。最終追い切り、そしてレース前の関係者のコメントなどから女王の状態をしっかり見極める必要があるだろう。

 父ディープインパクト以来、史上3頭目の無敗3冠を達成したコントレイルは、菊花賞(G1)から中4週での参戦となる。圧勝した日本ダービー(G1)と神戸新聞杯(G2)から一転、前走はアリストテレスに終始マークされ、直線では並びかけられる絶体絶命のピンチに陥った。しかし、これをクビ差振り切り、無傷のままG1・8冠女王に挑む。

 アーモンドアイよりも1週間のアドバンテージはあるが、前走は3000mの長距離戦。しかも厳しい競馬を強いられ、目に見えない疲れがあってもおかしくないだろう。

 短期放牧先の大山ヒルズからは12日に帰厩。1週前追い切りは、18日に栗東CWで福永祐一騎手を背に3頭併せを敢行した。6ハロン81秒8-12秒1をマークしたが、先行したダノンファラオとバスラットレオンの2頭に並びかけることができずフィニッシュした。

『デイリースポーツ』の取材に矢作調教師は「遅れたのは不満。きょうの段階ではもう一段、上げないと」と厳しいコメントを残した。一方で跨った福永騎手は予定通りに来ている点を強調していたが、最終追い切りでどこまで動きが良化してくるかに注目したい。

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