GJ > 競馬ニュース > チャンピオンズC 外国産馬全敗の衝撃…
NEW

JRAチャンピオンズC(G1)外国産馬全敗の衝撃……! カフェファラオ・エアアルマス・モズアスコットに勝機なし?

JRAチャンピオンズC(G1)外国産馬全敗の衝撃……! カフェファラオ・エアアルマス・モズアスコットに勝機なし?の画像1
カフェファラオ JBISサーチより

 今週行われるチャンピオンズC(G1)は、フェブラリーSとともにJRAを代表するダートG1レース。秋競馬は天皇賞(秋)~ジャパンC~有馬記念という芝の王道路線があるが、ダートにもJBCクラシック~チャンピオンズC~東京大賞典という砂の王道路線がある。

 今年は連覇を狙うクリソベリルやアルクトス、インティ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、チュウワウィザード、モズアスコット、タイムフライヤーといったG1馬も出走を予定し、かなりハイレベルなメンバー構成となった。

 チャンピオンズCは左回りでダート中距離の1800mという条件。これはダート競馬の本場であるアメリカを意識したコース設定。そういった背景もあり、アメリカ産を中心とした外国産馬が強いイメージがあるが、実際は過去6年で7頭が出走し全敗、2着1回だけと散々な成績だ。

 今年は2番人気が想定されるカフェファラオを筆頭に、モズアスコット、エアアルマスと3頭の外国産馬が出走を予定している(持ち込み馬のデュードヴァンを除く)。過去に結果を残せなかった外国産馬の特徴や、今年の3頭にチャンスはあるのか検証してみた。

 中京競馬場で行われるようになってから、チャンピオンズCに出走した外国産馬はすべて敗退している。その成績は以下の通り。

■2014年
ベストウォーリア(9番人気11着)

■2016年
アウォーディー(1番人気2着)
アポロケンタッキー(7番人気5着)
モーニン(5番人気7着)
ラニ(8番人気9着)

■2017年
アウォーディー(4番人気5着)
アポロケンタッキー(※出走取消)

■2018年
アポロケンタッキー(13番人気14着)

 7戦0勝2着1回なので勝率は0%、連対率と複勝率は14.3%なのだから非常に買いにくい傾向だ。唯一馬券に絡んだアウォーディーは、母が日本産のヘヴンリーロマンスで父は同じく日本産のジャングルポケット。日本で種付けされた後にアメリカに連れて行って誕生した馬。外国産馬とはいえ、その血統的本質は内国産馬といえよう。

 逆にアウォーディーの弟であるラニは、父がアメリカの種牡馬Tapitだが、同馬は日本のダートG1レースで活躍できなかった。加えてベストウォーリア、モーニン、アポロケンタッキーもアメリカ産の外国産馬だが、これらもチャンピオンズCでは結果を出せなかった。

 またチャンピオンズCは国際競走であり、この6年で3頭の外国馬が遠征している。だがその外国馬に関しても、3頭のうち2頭は最下位、残り1頭は16頭立て15着のブービーという散々な結果に終わっている。そのうち2頭はアメリカからの遠征馬で、2018年に出走したパヴェルはアメリカでG1レースを勝利し、ドバイワールドCでも4着の実績があったが、最下位となっている。

 参考までに同じJRAのダートG1フェブラリーステークスを見てみると、過去6年で外国産馬は10頭が出走し2勝するなど勝率20%・連対率30%・複勝率40%の成績をおさめている。チャンピオンズCと比較して、明らかに外国産馬の活躍傾向が偏っているといえよう。

JRAチャンピオンズC(G1)外国産馬全敗の衝撃……! カフェファラオ・エアアルマス・モズアスコットに勝機なし?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を