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JRA朝日杯FS(G1)「大荒れ」の予感……モントライゼ・レッドベルオーブ・ステラヴェローチェ・ショックアクションの不安要素と逆転の穴馬とは?

JRA朝日杯FS(G1)「大荒れ」の予感……モントライゼ・レッドベルオーブ・ステラヴェローチェ・ショックアクションの不安要素と逆転の穴馬とは?の画像1

 先週の阪神JF(G1)に続き、今週は朝日杯FS(G1)が行われる。昨年は断然人気のサリオスが優勝したが、今年はかなりの混戦模様で人気も割れている。

 この秋のG1レースは、チャンピオンズカップを除きすべて1番人気馬が勝利している。言い換えれば、芝のG1レースはすべて1番人気が勝利しているのだ。しかし今週の朝日杯FSは、そもそもどの馬が1番人気になるのかも読めないほどの混戦。しかも上位人気が予想される4頭の重賞勝ち馬には、それぞれ致命的な不安要素があるのだ。

 ここでは朝日杯FSに出走する4頭の重賞勝ち馬モントライゼ・レッドベルオーブ・ステラヴェローチェ・ショックアクションが持つ不安要素をまとめてみた。そして逆に浮上した注目馬も紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたい。


■モントライゼ

 不安要素

・小倉2歳S出走
・マイル以上未経験

 過去10年で小倉2歳Sに出走して朝日杯FSを勝利した馬はいない。小倉2歳Sを勝利した馬であっても全敗である。このローテーションを選択した時点でマイナスというのは酷だが、阪神のマイルG1で勝利するためには、やはり中央場所やマイル路線で経験を積むのが良さそうだ。

 そしてデビュー以来1600m以上が未経験というのも厳しい。過去10年の優勝馬はすべてマイル以上の距離に出走したことがあり、1500m以上で勝利している。これまで1200m・1400m戦しか使っていないモントライゼには大きなマイナス要素だ。


■レッドベルオーブ

 不安要素

・藤原英昭厩舎
・2連続レコードの反動

 藤原英昭厩舎は、これまで日本ダービーなど数々のビッグレースを勝利してきたが、2歳G1レースは未勝利。しかも厩舎開業20年の歴史の中で、2歳G1レースへの出走がわずか6回しかないのだ。これは早い時期から仕上げず、成長を促しながらレースを使っていく厩舎スタイルが反映されていると思われる。逆に言えば、この時点でレッドベルオーブが目一杯の仕上げで出走してくるとは思えない。

 また同馬は前々走の未勝利戦で2歳コースレコードを記録。そして前走のデイリー杯2歳Sでも2歳コースレコードを記録と、2戦連続レコードタイムで走破している。能力の高さを証明していると言えるが、馬体的に未完成の段階でこの反動は気になるところだ。

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