GJ > 競馬ニュース > 武豊 ドゥラモンドで「21連敗」阻止!?
NEW

JRA武豊ドゥラモンドで朝日杯FS(G1)「21連敗」阻止!? 「空気の読めないイタリア人」発言から5年…… 最も勝利に近づいたのはエアスピネルではない?

JRA朝日杯FS(G1)武豊ドゥラモンドで「21連敗」阻止!? 「空気の読めないイタリア人」発言から5年…… 最も勝利に近づいたのはエアスピネルではない?の画像1

 1987年のデビューから数々の記録を塗り替えて来た武豊騎手。51歳となった現在でもトップジョッキーとして存在感を見せている競馬界のレジェンドだ。

 そんな武豊騎手でさえ、いまだ勝利に手が届いていないのが20日に阪神競馬場で行われる朝日杯FS(G1)である。14年に中山競馬場から阪神競馬場へと条件が変更。悪い流れを断ち切るきっかけとなるかと期待されたが、残念ながら未勝利が続いている。

 第一人者の武豊騎手だけに、”競馬界の七不思議”などということもまことしやかに言われているが、これには敗れた相手がいずれも大物揃いだったことも見逃せない。

 94年に初参戦してこれまで【0.5.2.13/20】と20戦未勝利と不名誉な記録ではあるが、以下は2着に敗れたレースの騎乗馬と勝ち馬である。

■武豊騎手が2着の朝日杯FS(朝日杯3歳S時代含む)
19年 タイセイビジョン(サリオス)
15年 エアスピネル(リオンディーズ)
98年 エイシンキャメロン(アドマイヤコジーン)
95年 エイシンガイモン(バブルガムフェロー)
94年 スキーキャプテン(フジキセキ)

 こうしてみると持っている男・武豊にしては運が悪いと思える勝ち馬ばかりである。騎乗馬で後にG1を勝った馬はいない。これに対し、優勝馬は翌年以降もG1を勝利した馬や幻の三冠馬といわれたフジキセキや引退後は種牡馬となったリオンディーズなどいずれも強敵揃いだった。

 有力馬の騎乗が多い武豊騎手だが、不思議なことに朝日杯FSで1番人気馬に騎乗したのはエアスピネルとブレイクランアウトのわずか2回しかないというのもなかなか勝てない理由の一つといえる。

 中でも特に大きな注目を集めたのは15年のエアスピネルでの2着だろう。同馬の母エアメサイアは現役時代にコンビを組んで秋華賞を勝利した縁のある馬でもある。その子供エアスピネルはデビューから2連勝でデイリー杯2歳S(G2)を楽勝して挑んだのが朝日杯FS。勝利の瞬間を待ち望んだのは武豊騎手だけではなく競馬ファンも同じだったに違いない。

 レースでは直線半ばから力強く抜け出し、悲願にあと一歩というところまで迫ったものの、後方から1頭だけ異次元の脚で追い上げて来たリオンディーズの前に後れを取っての2着敗退。またしても勝てないジンクスは継続したのである。

 武豊騎手はレース後「勝った馬が強過ぎました」と完敗を認めた。後日、ボートレースのイベントに出た際に「空気の読めないイタリア人がいたもんで……」と、勝ち馬に騎乗していたM.デムーロ騎手をいじって笑いに変えたが、内心は期するところもあったはずだ。

JRA武豊ドゥラモンドで朝日杯FS(G1)「21連敗」阻止!? 「空気の読めないイタリア人」発言から5年…… 最も勝利に近づいたのはエアスピネルではない?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  2. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  8. 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
  9. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……