GJ > 競馬ニュース > レッドベルオーブ「規格外」のアノ馬に..!?
NEW

JRA朝日杯FS(G1)レッドベルオーブは「規格外」のアノ馬にソックリ!? 2戦連続レコードVの反動は御無用?

JRA朝日杯FS(G1)レッドベルオーブは「規格外」のアノ馬にソックリ!? 2戦連続レコードVの反動は御無用?の画像1

 20日、阪神競馬場で開催される朝日杯FS(G1)に2戦続けてレコードをたたき出したレッドベルオーブ(牡2歳、栗東・藤原英昭厩舎)が出走する。

 1歳上の全兄レッドベルジュールは新馬、デイリー杯2歳S(G2)連勝から朝日杯FSに挑んだが、喉鳴りの影響もあって、10着に敗退。その後、復帰を目指したが、結局キャリア3戦で競走馬生活を終えた。

 弟のレッドベルオーブも、兄と同じくデイリー杯2歳Sを制覇するなど、兄を彷彿とさせる戦績を残している。しかし、他にもレッドベルオーブに非常に似た戦績とプロフィールを持つ馬がいる。

 それが2015年にデビューし、キャリア5戦4勝で17年に引退したシルバーステートだ。

 父は同じディープインパクト、そして「藤原調教師×福永祐一騎手」というタッグも全く同じだ。2歳夏の新馬戦で2着に敗れ、続く未勝利戦をレコードタイムで勝ち上がったところも同じ。続く3戦目にレッドベルオーブは重賞に挑戦したが、シルバーステートは自己条件の紫菊賞(500万下、現1勝クラス)に出走。このレースを難なく勝利したシルバーステートは、3歳初戦に予定していた共同通信杯(G3)を前に屈腱炎を発症。長期離脱を余儀なくされた。

 1年7か月という長い休養を挟み、ターフに戻ったのは4歳の春。1000万下(現2勝クラス)と1600万下(現3勝クラス)をあっさり勝って、デビュー2戦目からの連勝を「4」に伸ばし、飛躍を期待された。

 その後は秋の毎日王冠(G2)を目標に調整されていたが、調教中に再び屈腱炎を発症。G1級といわれた“未完の大器”は結局、重賞レースへの出走も果たせず引退、種牡馬入りした。

「ここ数年の競馬界でどの馬が未完の大器だったかと聞かれれば、多くのファンがシルバーステートの名前を挙げるでしょう。それくらいスケールの大きい馬でした。数々の名馬に跨ってきた福永騎手が『規格外』と評したほどですからね。

レッドベルオーブもシルバーステートと同じくデビュー2戦目でレコードタイムをたたき出し、続くデイリー杯2歳Sもレコードタイムで優勝しました。前走後には、福永騎手も『G1で活躍できる』と太鼓判を押しています。唯一、心配なのが2戦連続のレコードの反動ではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 福永騎手も前走後には、「相当疲労が溜まっている感じでした。厩舎でしっかりケアしてもらって、次の戦いに備えてもらいたいです」と不安を隠さなかった。

 そして迎えた16日の最終追い切り。レッドベルオーブは、福永騎手を背に栗東CWで併せ馬。馬なりで65.9-51.2-37.4-12.5で僚馬と併入した。これには、藤原調教師も「前走と変わらずいい状態の動き」と自信をのぞかせている。

 果たしてレッドベルオーブは2戦連続レコード駆けの反動をはねのけ、「規格外」の走りを披露してくれるだろうか。

JRA朝日杯FS(G1)レッドベルオーブは「規格外」のアノ馬にソックリ!? 2戦連続レコードVの反動は御無用?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 50年未勝利データのダノンデサイル、展開不利メイショウタバル、重賞大敗ヘデントールは買いか否か?レジェンドジョッキーの「菊花賞で買うべき3頭!」
  2. 【菊花賞(G1)展望】ダノンデサイル×横山典弘VSアーバンシック×C.ルメール!淀の3000mで長距離の名手が激突
  3. 【富士S(G2)展望】ジャンタルマンタルVSセリフォスの新旧マイル王対決! 待望のG1制覇へソウルラッシュも虎視眈々
  4. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  5. 戸崎圭太「我ながら酷い」「本当に情けなくて」どん底に落ちた…元クラシック候補の近親はステレンボッシュ、レガレイラ、アーバンシック
  6. 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
  7. ルガルは「ロードカナロア級」の超大物!? 武豊も嘆き節の超ハイペースを見切ったプロの目
  8. 武豊の続投すら脅かした佐々木大輔と快進撃!関西の名トレーナーが「過去最高ペース」で勝ち星を荒稼ぎ
  9. 「秋華賞定番」桜花賞馬VSオークス馬対決の行方…データではステレンボッシュ優勢もチェルヴィニアに見逃せない反撃材料
  10. JRA戸崎圭太、後輩・坂井瑠星に昔は嫌われていた!? サウジ遠征を共にした先輩・後輩の「意外な関係」とは