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2020.12.23 20:00

JRAホープフルS(G1)幻の3冠馬アグネスタキオンが実力を見せつけた「伝説級」の名勝負
編集部
さらに従来のレコードを1秒以上上回る破格の時計を記録。G1昇格後のホープフルSのレコードは2:01.4だが、アグネスタキオンは2:00.8で走破しており、現状ではこのレコードは破られていない。
4着以下はクロフネから5馬身離されていたほか、上位3頭だけが上がり3ハロン34秒台を記録するなど、実力差が浮き彫りとなった。
元々評判の高い馬だったが、この2戦で「来年の3冠は確実」と評され、アグネスタキオン1強ムードのまま春を迎える。
春の始動戦は弥生賞(G2)。先団でレースを進め、不良馬場ながら2着に5馬身差をつけまたも圧勝。このときの4着は後の菊花賞馬マンハッタンカフェ。この時点で後のダービー馬と菊花賞馬を撃破していたのだった。
そして迎えた皐月賞(G1)も難なく楽勝。2着は後に宝塚記念(G1)を勝つダンツフレームだった。しかし、3冠が現実味を帯びてきたところで屈腱炎を発症。無念の引退に追い込まれた。
この年の日本ダービー(G1)はジャングルポケットが勝利するが、実況を担当した某アナウンサーは、その2馬身前にアグネスタキオンの姿が見えたと後に語っている。
無事であればおそらく3冠を獲ったであろう、アグネスタキオン。その「伝説」はまさに今のホープフルSから始まったのだった。
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