
JRA共同通信杯(G3)シャフリヤール「1億2000万円」がネック!? サンデーレーシングの評価が「前途多難」を物語るも、グレナディアガーズが強力アシストか
14日(日)に東京競馬場で開催される共同通信杯(G3)。デビュー2連勝での重賞制覇を狙える逸材と評判なのがシャフリヤール(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)だ。
サンデーレーシングから募集されたその総額は何と1億2000万円(1口300万×40口)。ノーザンファーム生産の超良血馬を豊富にそろえるクラブだが、シャフリヤールの募集額は世代の中でも最高額(タイ)である。
「サンデーRから募集された現3歳世代は、7頭が総額1億円以上。うちシャフリヤールを含む3頭が1億2000万円でした。シャフリヤールは全兄がG1・2勝馬のアルアインなので、1口300万円でも納得の良血馬といえるでしょう。
ただし、募集総額が1億円を超えるような馬は、出資額を回収することは容易ではありません。(募集額)1億円の馬なら、複数の重賞を勝つか、G1を勝ってようやく回収率が100%を超えるというイメージです。サンデーRは良血馬がそろっていますが、1億円を超えるような馬だともとを取ることができるのはわずかです」(競馬誌ライター)
【サンデーR募集総額価格帯別の回収率100%超率(1994年産以降)】
1億2000万円超 18.2%(2/11)
1億2000万円 5.6%(1/18)
1億円 33.3%(8/24)
7000~8000万円 20.9%(14/67)
5000~6000万円 31.9%(37/116)
サンデーRからの募集馬を5つの価格帯に分けて、それぞれで回収率が100%を超えた割合を算出した。1億2000万円を超える“超高額”の価格帯では、11頭中2頭(ルーラーシップ、ソリタリーキング)が回収率100%超えを達成。しかし、次に高い1億2000万円で募集された18頭からは1頭しか100%を超えた馬は出ていない。
しかし、次の1億円になると、その確率は一気に33.3%まで跳ね上がる。上の表の通り、20.9%、31.9%と続き、1億2000万円の低さだけが目立っている。
「1億2000万円で募集された18頭の中で唯一、元を取ったのは現役8歳馬のフォイヤーヴェルクです。この馬は、平地で準オープンまで勝ち上がり、昨年からは障害レースで活躍中です。昨夏には新潟ジャンプS(G3)を勝って、募集額超えを果たしました。
このフォイヤーヴェルクを含めて18頭のうち7頭は現役馬です。つまり、今後の活躍次第でこの価格帯の数字は一気に上がる可能性があります」(同)
現役7頭のうちの1頭がシャフリヤールで、さらに同世代のグレナディアガーズも同じ1億2000万円で募集された高額馬だ。
そのグレナディアガーズは、昨年12月の朝日杯FS(G1)を勝って、回収率はすでに70%に近づいている。シャフリヤールにとって、例年ならクラシック戦線でライバルになってもおかしくない存在だが、グレナディアガーズはすでにファルコンS(G3)からNHKマイルC(G1)に進むローテーションが決まっており、シャフリヤールとは別の路線を歩む。
シャフリヤールにとっては、ライバルが1頭少ない状況と言っていいだろう。
サンデーRはこの世代から、短距離路線はグレナディアガーズ、ダート路線はデュアリストという素質馬がすでに出ている。シャフリヤールはその期待に応え、牡馬クラシック路線に名乗りを上げることはできるか。もしあっさり敗れることがあれば、1億2000万円の回収は難しくなるかもしれない。
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