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JRA断然人気アリストテレスに「女の戦い」が降りかかる!? 阪神大賞典(G2)武豊ユーキャンスマイルより怖いのは“リベンジ”に燃えるアノ人物?

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 21日、阪神競馬場では天皇賞・春(G1)の前哨戦となる阪神大賞典(G2)が行われる。

 スタミナ自慢が揃う3000mの長距離戦には、前走AJCC(G2)で1番人気に応えたアリストテレス(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)がスタンバイ。重賞2連勝を飾って、堂々本番に向かいたい。

 16日現在、『netkeiba.com』の予想オッズでは1.2倍という圧倒的な支持を集めているアリストテレス。ただ、3月に入ってから圧倒的人気に支持されたダノンザキッドやデアリングタクトなどが不覚を取ったように、競馬に絶対はない。

 鞍上を務めるのはC.ルメール騎手。現在全国リーディング首位に立っているが、フェブラリーS(G1)をカフェファラオで制して以降は、重賞レースで5連敗中とリズムはあまり良くない。シュネルマイスターを2着に導いた弥生賞(G2)以外の4戦は全て掲示板を外している。

 また、京都3200mの天皇賞・春を2連覇中のルメール騎手だが、阪神3000mのコースは過去に1度しか騎乗経験がない(2017年阪神大賞典をサトノダイヤモンドで勝利)。経験がものをいう長距離戦で、コース経験の少なさは不安要素の一つと言えるだろう。

 断然人気間違いなしのアリストテレスには強力な包囲網が張り巡らされることも予想される。

 打倒アリストテレスの1番手として名前が挙がるユーキャンスマイル。昨年このレースを制するなど、長距離ならアリストテレスを上回る実績を残している。

 久々にコンビを組む武豊騎手は3000m以上の重賞レースを通算22勝。そのうち8勝が阪神大賞典というまさに長距離名人だ。メイケイエールで勝ったチューリップ賞(G2)、そして先週の中山牝馬S(G3)と、現在2週連続重賞制覇中で、その勢いも侮れない。

 脚質的にはアリストテレスを後ろからマークする形になるだろう。このコースを知り尽くした武騎手が徹底マークする形になれば、アリストテレス陣営には脅威となりそうだ。

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 打倒アリストテレスに燃える伏兵的存在がアドマイヤジャスタだ。馬主は故・近藤利一氏から「アドマイヤ軍団」を引き継いだ近藤旬子氏。アリストテレスの馬主が近藤英子氏なので、利一氏の前妻と後妻にあたる両オーナーの直接対決ということになる。

 アドマイヤ軍団のオーナー名義が利一氏から旬子氏に変更されて以降、重賞レースで前妻・後妻の所有馬が対戦するのは今回が2度目。前回は、昨夏の札幌記念(G2)で、英子氏が所有するイェッツトが5着、旬子氏所有のアドマイヤジャスタが10着という結果だった。先着を許した旬子氏としては、リベンジを果たしたいところだろう。

 そのアドマイヤジャスタだが、3歳春以降は2ケタ着順がほとんど。昨夏の函館記念(G3)こそ15番人気で激走したが、その後は10着、10着、7着と再び凡走が続いている。ただし、近3走の1着馬とのタイム差は1秒2→0秒7→0秒5と徐々に詰めており、今回は叩き2戦目。アリストテレスを意識した競馬で一発を狙う。

 アリストテレスとルメール騎手は張り巡らされる強力包囲網を突破することはできるだろうか。

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