パチンコ「導入率0.2％」の激レア台!? 図柄揃い「ALL1500発」の本格派ながらマニア度はマックス!!

　パチンコに「タイアップ」という概念がなかったその昔、メーカーはそれぞれのオリジナルキャラを考案し、それがメーカーの顔として定着した。SANKYOのドラムくんや平和の玉ちゃんがそれである。

　夢夢ちゃんやマリンちゃんはメジャーかも知れないが、どちらかといえば機種ありきのキャラで、メーカーをダイレクトに象徴するタイプではない。

　その見分け方として「プレミアムキャラ」がある。さまざまな機種で出現すれば大当りが濃厚となるパチンコファンにはおなじみの構図である。とはいえ、京楽のほうの玉ちゃんやDaiichiのダイナマイトくんのような過去の名機キャラもいるので、なかなか扱いが難しい。

　そんな中で異彩を放つキャラがいる。高尾のキレパンダである。いつの間にか激アツキャラとして機械に登場し、すぐにメーカーを象徴するキャラへと成長すると今度は自身がメインとなるパチンコ台がリリース。メーカーキャラとして「あがり」を迎えたのである。

『P安心ぱちんこキレパンダinリゾート』。それがキレパンダの集大成を飾るマシンとなるのだが、リアルでも激アツキャラを体現し、出現率が激低。ピーワールドの調べでは導入率がわずか「0.2％」と、現状では遭遇するのが困難なレア台となっているのである。

　そんな稀少価値の高い本機は、ループタイプ確変のミドルタイプと突破型STを搭載した甘デジの2タイプ存在するが、本稿ではより稀少度の高いミドルタイプに焦点を当てている。

　大当り確率が1/318.1で確変突入率が56％、通常大当り後に付与される時短は128回転となっている。確変突入率自体は高くないが、時短引き戻し率約33％を加味すると、トータルでの継続率は約71％にアップ。

　さらに、右打ち中なら図柄揃いの大当り（比率88％）がすべて10ラウンド約1500発とパワフルな出玉感が武器となっていて、ひとたび連チャンが刺さればとてつもない出玉を提供してくれるのである。

　ちなみに、ヘソ抽選時も10ラウンド当りの割合が80％あるが、上アタッカーで消化されるこちらの出玉は約1000発と少なめに設計されている。

　また、通常確率状態で800回転を消化すると遊タイムが発動。付与される電サポは999回転の超ロング時短となり、遊タイム中での大当り期待度は約95.7％に達する。次回ループマシンの安定性を強力にサポートしている。

　これまでの紹介でわかるように、本機は次回ループ機の大巨人『海物語』を強く意識したスペックといった印象。演出面でもリスペクトを忘れないオマージュが随所に見られるが、キレパンダでのキャラクター性を活かしたユーモアあふれるデジタルアクションは高尾らしさが爆発している。

　最近では珍しい存在となった印象もあるレアな新台。高尾ファンなら要チェックである。

（文＝大森町男）

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