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JRA桜花賞「黒歴史」に大本命ソダシも絶望!? デアリングタクト、グランアレグリア、アーモンドアイを「1番強いと思えなかった」のは何故なのか

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JRA桜花賞(G1)大本命ソダシも霞む「黒歴史」の衝撃……デアリングタクト、グランアレグリア、アーモンドアイを「1番強いと思えなかった」のは何故なのかの画像1
4戦4勝の2歳女王ソダシ登場も、桜花賞には「黒歴史」が……

 11日、阪神競馬場では牝馬クラシック第一弾・桜花賞(G1)が開催される。

 今年の主役は、4戦4勝の2歳女王ソダシ(牝3歳、栗東・須貝尚介厩舎)で間違いないだろう。ここ3年の勝ち馬にはアーモンドアイ、グランアレグリア、デアリングタクトという史上最強クラスの名牝が名を連ねており、今年もここから歴史的名牝が大きな飛躍を遂げることが期待されている。

 ただ、その一方で桜花賞は1番人気が過去10年で1勝に留まっている事をご存じだろうか。

 上記したアーモンドアイ、グランアレグリア、デアリングタクトといった歴代の勝ち馬を振り返っても「1番人気が10年で1勝」という事実に違和感を抱く読者も少なくないはずだ。

 実は彼女たちは桜花賞の時点では、すべて1番人気ではなかった。つまり我々一般の競馬ファン、そして情報を伝える各スポーツ紙やメディアは、ここ毎年のように「もっと強い馬がいる」と信じていたということだ。今から振り返れば、なかなかの黒歴史である。

 ちなみに過去10年で、我々が“騙された”1番人気は下記の10頭だ。単勝オッズと結果も合わせてご覧いただきたい。

2020年レシステンシア   単勝3.7倍 2着☆
2019年ダノンファンタジー 単勝2.8倍 4着☆
2018年ラッキーライラック 単勝1.8倍 2着☆
2017年ソウルスターリング 単勝1.4倍 3着☆
2016年メジャーエンブレム 単勝1.5倍 4着☆
2015年ルージュバック   単勝1.6倍 9着
2014年ハープスター    単勝1.2倍 1着
2013年クロフネサプライズ 単勝2.8倍 4着
2012年ジョワドヴィーヴル 単勝2.3倍 6着☆
2011年ホエールキャプチャ 単勝3.1倍 2着
※☆は前年の阪神ジュベナイルFを制した2歳女王。

 ちなみに上記10年の平均単勝オッズは2.22倍である。単勝2.2倍といえば、桜花賞に限らず相当な本命馬だ。だが、その戦績は【1.3.1.5】と半数は馬券外に沈んでいる。述べるまでもなく1番人気の「単勝」や「頭固定の三連単」などが的中したのは、過去10年で1度だけである。

 このような結果になってしまっているのは、阪神JFと桜花賞が同じ阪神の芝1600mで行われていることが大きい。直線が長い阪神の外回りコースはフェアなレースが期待でき、競馬ファンの多くが前年の2歳女王決定戦の勝ちっぷりを記憶しているからだ。

 また、今年に至っては2歳女王ソダシと2着馬サトノレイナスが、前哨戦を使わずに桜花賞へ直行したので、ますます判断材料に乏しい。多くの競馬ファンは「なんとなく」ソダシを本命視し、阪神JFでハナ差の接戦を演じたサトノレイナスを2番手に考えるのではないだろうか。

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史上最強牝馬アーモンドアイが1番人気でなかったのは桜花賞だけだ

 だが、それこそが「桜花賞のワナ」であることは、過去10年の歴史が如実に物語っているだろう。今年もこのままでは大多数の競馬ファンが、ため息と共にレースを終えるはずだ。

 しかし、逆に「競馬情報のプロ」からすれば、過去10年で平均単勝2.2倍の1番人気が90%負ける桜花賞は、格好の稼ぎどころと言えるに違いない。

 競馬情報の「プロ」と、競馬ファンのような競馬情報の「素人」では、一体何が違うのか。簡単に言えば、プロは自らの人脈や組織力で関係者から情報を直接的に収集できることに対して、我々素人は新聞やインターネットを通じて限られた情報を間接的に収集するしかない。

 これだけを見ても、「情報力」で如何に絶望的な差が付いているのかは一目瞭然と述べざるを得ないだろう。

 そこで我々は競馬情報のプロ集団の老舗であり、代表格といえる『シンクタンク』の関係者に実情を聞いてみた。すると「新聞やネットの情報だけで、馬券を買うなんてあり得ない」という非常に厳しい回答が返ってきたから驚きだ。

「マスコミで取材を担当する記者の大半は、東西のトレセンに集中しています。そこにさえいれば、大半の調教師や騎手といった関係者からは話を聞けるからです。

しかし、ほとんどの場合、彼らが取材をするのは水曜か木曜の追い日の時。その内容が新聞紙面などにコメントとして載るわけです。次に実質的な取材するのは土日のレースの後となります。彼らには記事を書く仕事もありますし、取材を受ける関係者からしても、まさか24時間密着というわけにもいかないでしょう。

ただ逆に言えば、そこがマスコミの限界です。では、もしその後、つまりは取材後の金曜や土曜日、はたまたレース当日に何かアクシデントがあった場合、その情報は誰が公表するのでしょうか。

もちろん出走取消や故障による回避であれば、JRAなどを通じて公の情報になります。ですが、それ未満の事故……例えば、競馬場へ輸送中に体調を崩した、馬房で暴れて軽い外傷を負ったなど、『レースに出られないことはないが、万全とは言えなくなった』といったアクシデントが公表されないまま出走を迎えるケースは、実は珍しくありません」(シンクタンク関係者)

 つまり、シンクタンクの関係者が言いたいことは、総じて「馬は生き物であり、状態はレース直前まで変わる」ということなのだろう。

 ましてや桜花賞に出走する3歳牝馬たちは、人間でいえば高校生のような身体的にも精神的にも非常にデリケートな年頃。木曜日の追い切り後から、日曜のレース発走まで「空白の3日間」で、大小何らかのアクシデントがあっても決して驚けない。この時期の牝馬にフケ(発情して本来の能力が出せない)が付き物だということは、我々素人でも知っている。

 繰り返しになるが、我々素人はアーモンドアイやグランアレグリア、デアリングタクトよりも「強い同世代の牝馬がいる」という結論に達したからこそ、彼女たちを1番人気に支持しなかったのだ。

 そして、これらの繰り返しこそ我々競馬ファンが、ここ10年で積み上げた「桜花賞の黒歴史」ということなのだろう。

「もちろん今のマスコミの在り方を否定する気は毛頭ありません。ですが、関係者と電話一本のダイレクトな関係を持ち、日常的にそういった『直前の情報』を入手している我々からすれば、新聞やネットの情報だけで馬券を買うなんて、怖くてとてもできないということです」(同関係者)

 話を聞いた率直な感想は「ぐうの音も出ない」というものだった。自分たちがいかに「無謀なギャンブル」をしているのかを改めて知ったことはもちろん、独自の情報ルートを持つプロと、メディアの情報に頼らざるを得ない素人の差が歴然だということを思い知った次第だ。

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二冠馬サクラスターオーを手掛けた名伯楽・平井雄二氏

 そんな中で、シンクタンクに所属する元JRA調教師の平井雄二氏が監修する【重賞メイン特捜部】が、この記事を読んだ人に限り、今回の【桜花賞の厳選5頭】を無料で公開してくれるという。

 ちなみにシンクタンクは桜花賞を毎年のように的中させており、阪神JFに至っては8年連続で的中しているというから驚きだ。まさに芥川龍之介の「蜘蛛の糸」という表現がぴったりの朗報だが、それを「無料」で教えてくれるというのだから、プロの情報の正確性や破壊力を知る絶好の機会と言えるだろう。

 不確かな情報をもとに無謀なギャンブルを繰り返す「負け組」から、確かな情報で的中の喜びを積み上げる「勝ち組」へ。その一歩目が、今週末に訪れることを願ってやまない。

CLICK→【毎週の重賞も無料公開!桜花賞(G1)「厳選5頭」】シンクタンク
※本稿はPR記事です

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