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JRA 熱狂的「藤田菜七子信者」の名物オーナーが2歳馬を購入!? 馬名も決まり、来月東京デビュー濃厚か……、女性騎手リーディング争いに援護射撃

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JRA 熱狂的「藤田菜七子信者」の名物オーナーが2歳馬を購入!? 馬名も決まり、来月東京デビュー濃厚か……、女性騎手リーディング争いに援護射撃の画像1

 ダービーからダービーへ。今週末に行われる日本ダービー(G1)が終わると、来週からは早くも新馬戦がスタートする。2022年のダービーを目指し、2歳馬たちが続々とデビューを果たす。POGの話題がもっとも盛り上がりをみせる時期でもあるだろう。

 そんな中、4月27日に中山競馬場で行われた『2021 JRAブリーズアップセール』にて、馬主の犬塚悠治郎氏が、“藤田菜七子騎手に乗ってもらう”ために、2歳馬を約3000万円で購入したことが、にわかに話題となっている。

 犬塚氏が購入した馬は「マルトクビクトリー2019(牡)」。父はロージズインメイ、近親に2015年の桜花賞馬レッツゴードンキ、09年のエリザベス女王杯(G1)の勝ち馬クィーンスプマンテ。母のマルトクビクトリーも、14年のフェニックス賞(OP・当時)で3着に入った馬だ。

 同馬を税込価格2970万円で購入した犬塚氏は自身のTwitterに、「ブリーズアップセールで落札しました。早期デビューを目指していきたいと思います。菜七子ちゃんよろしく」と投稿。どうやら藤田菜騎手に乗ってもらうために購入した馬だったようである。

 応援する騎手に乗ってもらうために、約3000万円で競走馬を購入するのはもちろん凄いことである。だが、実は犬塚氏が藤田菜七子騎手に乗ってもらうために購入したと思われる馬は、今回のマルトクビクトリー2019が初めてではない。

 昨年のブリーズアップセールではキズナ産駒のジュラメントを、マルトクビクトリー2019より高額となる3410万円で購入。また一昨年の同セールでも、父アルデバランIIのグレイトホーンを2700万円で購入している。両馬は共に藤田菜七子騎手が所属している根本康広厩舎に入厩。期待通り、藤田菜七子騎手を背に見事にデビューを果たしている。

 しかも、ただデビューを果たしただけではない。ジュラメントは新馬戦で、今週末のダービーでも上位人気が予想されるサトノレイナスから3/4馬身差の2着。2戦目の未勝利戦でしっかりと勝利を納めている。またグレイトホーンもデビュー戦2着の後、3戦目で見事に初勝利を挙げた。

 グレイトホーンの初勝利の後、管理する根本師は「オーナーが菜七子ちゃんに乗ってほしい、ということで買ってくれた馬。私自身も早く勝ちたいと思っていたので、3戦目で勝てて良かったよ」とコメント。両馬は藤田菜七子騎手でデビューし、しっかりと結果も残しているのである。

「育成牧場である程度仕上げられてからセリに出されるJRAのブリーズアップセール出身の馬は、2歳戦の早い時期から活躍する、いわゆる即戦力タイプの馬が多いです。ジュラメントとグレイトホーンは新馬戦で共に2着でしたが、人気はそれぞれ7番人気、4番人気でした。ノーザン系の良血馬が人気を集める分、マルトクビクトリー2019にも馬券的妙味が生まれるかもしれません」(競馬記者)

 一方の藤田菜七子騎手であるが、今年は3月終了時点で3勝と、やや苦戦を強いられていたが、得意の新潟開催が始まると様相が一変。2ヶ月で7勝を挙げて今年の勝ち星も2桁に乗せた。一気の上昇ムードで犬塚氏の期待に応えることができるだろうか。

 犬塚氏は自身のブログで「距離的には短距離~マイルまでが守備範囲でしょうか。ダートのほうが向いてそうな感じがします」とマルトクビクトリーの2019を評している。おそらくは早期デビューが予想されるだけに、藤田菜七子騎手との初陣に注目しておきたい。

※『ぐりぐり君の個人馬主ブログ』によると、マルトクビクトリー2019の馬名は「ストロングフォース」(強い力)に決定。6月27日(日)東京6Rの2歳新馬戦(ダート1400m) に 藤田菜七子騎手でのデビューを予定しているとのこと。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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