天皇賞・春(G1)「わずか4㎝差」は本当か!?武豊&サブちゃん優遇判定? 疑念渦巻くJRA写真判定の『真実』とは

先週1日の天皇賞・春(G1)は、武豊騎手のキタサンブラックと池添謙一騎手のカレンミロティックによる歴史に残る大接戦だった。
最後の直線、もう残り100mというところで内からキタサンブラック、外からカレンミロティック。完全に抜け出した2頭が激しい叩き合いを演じ、一瞬カレンミロティックが前に出たが、最後の最後でキタサンブラックが差し返したところがゴールだった。
一体どちらが勝ったのか、肉眼ではもちろん、競馬場の大型ビジョンに映し出されたゴール前VTRを確認しても、まったく判別がつかないほどの大接戦。見る者の心を強く引き付けた2頭の叩き合いに「もう同着でいいんじゃないか」という声も聞かれるほどだった。
長い写真判定の末、勝ったのは武豊騎手のキタサンブラック。勝利インタビューでは、昨年の菊花賞(G1)や有馬記念(G1)の時と同じく、演歌界の大御所でキタサンブラックの馬主でもある北島三郎による「まつり」の独唱が華を添えた。
その後、改めてJRAのホームページで天皇賞・春の結果を確認。ページの最下部にはキタサンブラックとカレンミロティックの写真判定の画像が掲載されており、縦に引かれたラインを1本1本確認したところ、やはりキタサンブラックの方がほんの少しだけ前に出ていた。関係者の話によると、2頭の着差は「僅か4㎝」だったらしい。
それにしても、最大時速60㎞を超える競走馬の大激戦を「よく、これだけ正確に捉えることができるものだ」と素人ながらに感心する。
ただその一方、JRAのホームページで写真判定の画像を確認するたびに、いつも「これは本当に、ゴール前の瞬間なのか?」と疑問を持っているファンは少なくないのではないか。
いくら鮮明な判定画像であろうとも、それが「ゴールした瞬間の画像」でなければ何の意味もない。にもかかわらず、JRAのホームページに掲載されている写真判定の画像は、判定対象となる馬だけが鮮明で他の部分は極めて不鮮明、それも「ゴール板らしきものが、どこにも映っていない」のだ。
これでは、公開されている写真判定の画像に何の説得力もないのではないか。
もっと言えば、今回の天皇賞・春にしても13番人気のカレンミロティックが勝つより、2番人気のキタサンブラックに勝ってもらった方が、馬券が的中する競馬ファンは多くなるし、演歌界の大御所も”ご満悦”といった結果になる。
言葉を選ばなければ「レースの写真判定は、主催者側の都合の良いように利用されているのではないか」という疑惑や疑念を抱いているファンもいるのではないか。
しかし、そんな邪推もJRAが行なっている「写真判定の真実」を理解すれば、完全に氷解する。この際、専門的な細かい部分は省略して、できるだけ単純に話したい。
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