GJ > 競馬ニュース > 藤田菜七子騎手落馬も軽傷
NEW

藤田菜七子騎手が東京初レースで落馬……事故の危険性と多忙すぎる現状

【この記事のキーワード】, ,

 23日の東京競馬場1Rで、4番エレナバレーに騎乗していた藤田菜七子騎手が落馬。先行のインコースでレースを進め、4コーナーで前に行こうとしたが、直前を行く菊沢一樹騎手騎乗のジョリガーニャントが内に入って下げるに下げられず接触し、バランスを崩しての落馬となった。

 藤田騎手は右上腕三頭筋損傷、頭部打撲と公式発表がなされ、本日予定されていた6レースすべてを乗り替わりとなった。幸い骨などに異常はないそうで、軽傷ですんだようだ。日曜の騎乗は当日の判断とということである。

 現地や映像を見ていた人はショックと心配でたまらなかったに違いない。藤田騎手は前目で競馬していたため、落馬した際後続の馬たちに踏まれても不思議ではない状況だった。幸い後ろの馬がすべて藤田騎手をよけて走ったことで重傷は免れたが、一歩間違えれば大きな事故につながっていた可能性もある。

 2012年、女子オートレーサーとして注目を集めた坂井宏朱選手が、デビューして間もなく練習中の事故で亡くなってしまった事故があったように、レース競技というのは危険がつきものである。勝負の世界で生き残るには多少のリスクは買わねばならない部分もあるのは理解できる。ただ、藤田騎手は13日も船橋競馬でも落馬しており、まだ技術的におぼつかない部分もあるのだろうか……。

「菜七子フィーバー」真っ只中の状況でマスコミ対応に追われ、中央のみならず全国の地方競馬も行脚する藤田騎手。疲れがたまっている部分ももしかしたらあるのかもしれない。デビュー仕立てながら多忙を極める状況を改善する必要があるようにも感じられた。

藤田菜七子騎手が東京初レースで落馬……事故の危険性と多忙すぎる現状のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
  8. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】