真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.04.23 13:38
藤田菜七子騎手が東京初レースで落馬……事故の危険性と多忙すぎる現状
編集部
23日の東京競馬場1Rで、4番エレナバレーに騎乗していた藤田菜七子騎手が落馬。先行のインコースでレースを進め、4コーナーで前に行こうとしたが、直前を行く菊沢一樹騎手騎乗のジョリガーニャントが内に入って下げるに下げられず接触し、バランスを崩しての落馬となった。
藤田騎手は右上腕三頭筋損傷、頭部打撲と公式発表がなされ、本日予定されていた6レースすべてを乗り替わりとなった。幸い骨などに異常はないそうで、軽傷ですんだようだ。日曜の騎乗は当日の判断とということである。
現地や映像を見ていた人はショックと心配でたまらなかったに違いない。藤田騎手は前目で競馬していたため、落馬した際後続の馬たちに踏まれても不思議ではない状況だった。幸い後ろの馬がすべて藤田騎手をよけて走ったことで重傷は免れたが、一歩間違えれば大きな事故につながっていた可能性もある。
2012年、女子オートレーサーとして注目を集めた坂井宏朱選手が、デビューして間もなく練習中の事故で亡くなってしまった事故があったように、レース競技というのは危険がつきものである。勝負の世界で生き残るには多少のリスクは買わねばならない部分もあるのは理解できる。ただ、藤田騎手は13日も船橋競馬でも落馬しており、まだ技術的におぼつかない部分もあるのだろうか……。
「菜七子フィーバー」真っ只中の状況でマスコミ対応に追われ、中央のみならず全国の地方競馬も行脚する藤田騎手。疲れがたまっている部分ももしかしたらあるのかもしれない。デビュー仕立てながら多忙を極める状況を改善する必要があるようにも感じられた。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛