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JRA 武豊「菊花賞」で究極の選択!? ダービー馬シャフリヤールと僅差の接戦「この世代で1番いい馬だと思った」あの大器がついに復帰

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JRA 武豊「究極の選択」を迫られる可能性も!? ダービー馬シャフリヤールと僅差の接戦「この世代で1番いい馬だと思った」あの大器がついに復帰の画像1

 昨年11月、阪神競馬場で行われた未勝利戦を快勝後に骨折が判明、休養に入っていたヴィヴァン(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が、8月15日に小倉競馬場で行われる芝2000m(1勝クラス)で復帰することが明らかになった。

 ヴィヴァンは昨年10月、菊花賞(G1)当日に行われた芝1800mの新馬戦でデビュー。アンライバルドやローズキングダムなどを輩出した“伝説の新馬戦”と呼ばれるレースで、後のダービー馬である勝ち馬シャフリヤールとクビ差2着の接戦を演じていた。

 シャフリヤールに騎乗していた福永祐一騎手がレース後、「相手も走る馬だと分かっていたし、直線はどうかと思いました」とコメントしたほどの逸材。未勝利戦を勝ち上がった後は当然クラシック戦線での活躍が期待されたものの無念の骨折……約9ヶ月間の休養を余儀なくされた。

JRA 武豊「究極の選択」を迫られる可能性も!? ダービー馬シャフリヤールと僅差の接戦「この世代で1番いい馬だと思った」あの大器がついに復帰の画像2

 復帰戦での鞍上は明言されていないが、全2戦で手綱を執り、当日は同じ池江厩舎の新馬オールタイムハイに騎乗するため小倉に参戦を予定している武豊騎手になることが濃厚か。

 武豊騎手は自身が出演している『武豊TV』(フジテレビ系)内で、「この世代で僕のお気に入りはディープモンスターとヴィヴァン。ヴィヴァンが1番いい馬だと思った」と話しており、本馬には相当の期待を寄せているようだ。

 何せダービー馬のシャフリヤールとクビ差の接戦を演じている馬。武豊騎手にしても絶対に手放したくない大器といえる1頭だろう。

 そのシャフリヤールは菊花賞への参戦が明言されておらず、ダービー2着のエフフォーリア、同4着のグレートマジシャンは菊花賞へは向かわないことが既に発表されている。

 手薄なメンバー構成となりそうな今年の菊花賞。ヴィヴァンは復帰戦で勝利を上げ、その後も順調に進むようであれば、菊花賞では伏兵どころか有力馬の1頭となる可能性も充分だ。

 一方で、武豊騎手のこの世代もう1頭のお気に入りであり、ダービーでもコンビを組んだディープモンスターも、秋は菊花賞を視野に入れているようだ。

 昨年のホープフルS(G1)3着、きさらぎ賞(G3)2着という有力馬ヨーホーレイクがいたにもかかわらず、「今年のクラシックはこの馬で」と武豊騎手に言わせたほどの存在であるディープモンスター。武豊騎手にすれば、当然こちらも手放したくない1頭だろう。

「ヴィヴァンとディープモンスターはともに池江厩舎であるため、仮に菊花賞トライアルに出走するのであれば、使い分けることも可能だと思われます。もし2頭とも菊花賞に出走するとなった場合、武豊騎手には難しい選択が迫られる可能性があるかもしれませんね」(競馬記者)

 有力馬を数多く抱える一流のジョッキーにとって、レースでお手馬が重なった際に迫られる選択は、避けては通れない道だ。仮に菊花賞で選択を迫られることになれば、それは武豊騎手が50歳を過ぎてもなお一流であることの証明にもなる。

 果たしてその時、武豊騎手がどのような決断を下すのかも興味深いところだが、まずはヴィヴァンの復帰戦での走りを楽しみにしたいところだ。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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