GJ > 競馬ニュース > 中堅厩舎に「77日」ぶり勝利を呼んだのは...  > 2ページ目
NEW

JRA中堅厩舎に「77日」ぶり勝利を呼んだのは調教禁止処分効果!? ステルヴィオはじめとした実績馬や有力新馬たちの気になる行方

【この記事のキーワード】, ,

 なんといっても筆頭は18年のマイルCS(G1)優勝馬のステルヴィオ。直近の前走、根岸S(G3)は初ダートが堪えたか、10着に敗れたものの、秋以降の巻き返しを期待したい一頭だ。また昨年の青葉賞(G2)やアルゼンチン共和国杯(G2)を制したオーソリティーは、今年2月のダイヤモンドS(G3)でも2着。順調に夏を過ごせば、今秋から冬にかけての長距離路線を賑わせてくれるだろう。

 ほか2歳新馬にも評判馬が多い。もともとノーザンファーム関係の有力馬を数多く管理していた木村厩舎の馬をどう調教して、どのレースへ出走させるのか。今後の岩戸厩舎は、否が応でも注目を集めるはずだ。

 一部の情報では、木村厩舎のスタッフが転厩馬を管理するとの噂もある。もちろん馬のためには、木村厩舎からやってきたスタッフとの協力も必要不可欠。さらに鞍上の手配やレース選定、馬主との折衝など、岩戸調教師が最終判断すべき仕事は山ほどある。

 一方で木村調教師の調教停止処分は、いつ解除されるのか、現時点では不明のまま。JRA公式ページにも「裁定委員会の議定があるまで、木村調教師による馬の調教を停止する」とだけ書かれている。

 果たして実績馬が続々とターフに帰ってくる秋競馬では、どんな結果が待っているのか。夏競馬はもちろん、岩戸厩舎の管理馬の今後の行方を見守りたい。

(文=鈴木TKO)

<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

JRA中堅厩舎に「77日」ぶり勝利を呼んだのは調教禁止処分効果!? ステルヴィオはじめとした実績馬や有力新馬たちの気になる行方のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を