凱旋門賞(G1)にまたも「新星」出現! 世界女王スノーフォール&ラブと激突か……「去年よりも強くなっている」未完の大器が4連勝でいよいよ本格化

先月31日、英グッドウッド競馬場で行われたリリーラングトリーS(G2)は、ワンダフルトゥナイト(牝4歳、英・D.ムニュイジエ厩舎)が勝利。本馬はこれでG1・2勝を含む4連勝となった。
未完の大器がいよいよ本格化を告げている。
3歳春のクラシックに出走することが叶わなかった遅咲きのワンダフルトゥナイトだが、昨年10月のロワイヤリュー賞(G1)でG1初制覇。さらに愛オークス馬のイーブンソーなど好メンバーの揃った英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1)を連勝して3歳シーズンを終えた。
古馬になり、長期休養明けで迎えた今年6月のハードウィックS(G2)で3連勝を飾ると、夏の祭典・キングジョージ6世&QES(G1)に登録。いよいよ超一線級との激突が期待されたが、陣営は馬場を理由に回避……返す刀で4連勝を飾ったのがリリーラングトリーSだった。
2800mのG2を2馬身差の完勝したことにムニュイジエ調教師は「彼女は恐らく去年よりも強くなっている。(今後は)距離を延ばすよりも、むしろ短くした方が上手くいきそうだ」とクラシックディスタンスへの挑戦を表明。
気になる次走については「次はヨークシャーオークス(G1)かドーヴィル(仏・競馬場)で走ることになるだろう」と話し、そこからヴェルメイユ賞(G1)や凱旋門賞(G1)といったビッグタイトルを狙いに行くようだ。
「ワンダフルトゥナイトの次走の候補に挙がっているヨークシャーオークスですが、どうやら英・愛オークスを圧勝したスノーフォールや、先日のキングジョージ6世&QESで1番人気だったラブ、昨年のブリーダーズCターフ(米G1)を制したタルナワなどの有力馬が出走プランの候補に挙げています。
もし、そこにワンダフルトゥナイトも出走することになれば、間違いなく秋の凱旋門賞を大きく占う一戦になりそうです」(競馬記者)
毎年8月に行われるヨークシャーオークスは、昨年の覇者ラブを始め、一昨年にはエネイブル(凱旋門賞連覇)、3年前にはシーオブクラス(凱旋門賞2着)が勝利するなど近年、凱旋門賞と密接な関係を持つ重要なレースになっている。
日本からはクロノジェネシスやディープボンドが出走を予定している今年の凱旋門賞だが、欧州では早くも前哨戦から世界中の注目を集める一戦になるのかもしれない。
(文=大村克之)
<著者プロフィール>
稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。
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