
JRA 「武豊×ウマ娘」タッグが遂に実現!? 父ディープインパクト「5億円ホース」ドーブネが遂に出航。凱旋門賞(G1)制覇へ託される夢
話題の「5億円ホース」ドーブネ(牡2歳、栗東・武幸四郎厩舎)が、いよいよ今月デビュー戦を迎える。
同馬を購入したのは今年7月のセレクトセールでも総額「23億6700万円」の“爆買い”で注目を集めた藤田晋氏。「アメーバブログ」や「ABEMA」などを提供しているサイバーエージェントの代表取締役で、子会社のCygamesが大ヒットゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』を世に送り出した。
そんな藤田氏が、新進気鋭の馬主として現れたのが今年の千葉サラブレッドセール。セレクトセールなども含めた日本の競走馬セール史上5位を記録する5億1711万円(税込み)にて、同セリ市の最高額で落札されたのがドーブネ(プレミアステップスの2019)だった。
気になるのはデビュー戦の鞍上だが、記者は武豊騎手の可能性が高いのではないかと話す。
「29日の札幌・芝1800mでデビューを予定しているドーブネですが、武豊騎手が騎乗する可能性が高いでしょう。管理するのは弟の武幸四郎調教師ですし、オーナーの藤田氏とは以前に対談もしていますしね」(競馬記者)
その伏線は、今年2月号の『GOETHE(ゲーテ)』(幻冬舎)に掲載された「武豊×藤田晋 特別対談」にある。
この中で武豊騎手の「藤田さんが馬主として凱旋門賞を目指す、というのもありますよ(笑)」という言葉に「実は……興味は持っているんです」と、馬主に対しての興味を示していた藤田氏。弟の武幸厩舎に入厩したこともあり、この対談を機に実際のオーナーとなった今、武豊騎手に騎乗を依頼する可能性は確かに高いといえそうだ。
「対談でも話していましたが、このタッグが結成された暁には活躍次第で凱旋門賞(G1)への挑戦もあるかもしれません。今は亡きディープインパクトの仔でもありますから、とにかくデビューが待ち遠しいですね」(同)
管理する武幸調教師も『サンスポ』の取材に対し「走りはいいし能力はある」と期待を寄せるドーブネ。「現状はコントロールの難しいところがあるので、ハミ受けを修正していく必要がある」と課題を挙げるが、厳しい注文を課すのも大舞台を目指すという意思の表れだろう。
以前、『東スポ』の取材に対し「できれば彼(ディープインパクト)の子供で凱旋門賞を勝ちたい」と語った武豊騎手だが、残された世代は僅か。夢を乗せたドーブネには、将来的にウマ娘としても登場する可能性もあるかもしれない。幸運の“船出”を期待したいところだ。
(文=北野なるはや)
<著者プロフィール>
某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。
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