JRA和田竜二の「憂鬱」な週末!? 悪癖治らぬシゲルピンクダイヤと最強候補の同期、クイーンS(G3)お手馬2頭が揃って敗退は選択ミス?

1日、函館競馬場で行われたクイーンS(G3)。今年で第69回を迎えた牝馬重賞はC.ルメール騎手のテルツェットがマジックキャッスルを破って優勝した。
バカンスからの“休み明け”だったルメール騎手が、貫録の違いを見せつける好騎乗で初コンビのテルツェットを勝利に導いた一方で、和田竜二騎手がそのキャリアで大多数の手綱を取ってきたお手馬の2頭は揃って冴えない結果に終わった。
クイーンSに出走したお手馬は、シゲルピンクダイヤ(牝5、栗東・渡辺薫彦厩舎)とフェアリーポルカ(牝5、栗東・西村真幸厩舎)の2頭。和田竜騎手はシゲルピンクダイヤに騎乗し、三浦皇成騎手がフェアリーポルカに騎乗となり、結果的にお手馬が分かれての対決となった。

いずれも和田竜騎手とのコンビで重賞好走の実績があったが、今回はヴィクトリアマイル(G1)で5着に健闘したシゲルピンクダイヤを優先する格好だったのかもしれない。
しかし、4番人気に支持されながらも能力を発揮できないまま、10着に大敗してしまった。
陣営がレース前に「勝負どころでモサモサするから小回りがどう出るか。本当にそこだけ」と懸念していた上、シゲルピンクダイヤ自身これまでも右回りではモタれる“悪癖” を見せていた馬。レースでも案の定、1コーナーから内にささり通しだったと、和田竜騎手も振り返った。
馬の雰囲気はよく、道中は「無理せずいいポジションが取れた」まではよかったが、ローカル特有の小回りコースと右回りを克服するには至らなかった。
そんなシゲルピンクダイヤに対し、もう1頭のお手馬フェアリーポルカもまた4着と物足りない結果。騎乗した三浦騎手は「思い描いたレースができました」と胸を張ったものの、ゴール前で内へ切れ込んでインを突こうとしたイカットの進路をカット。
「他馬がもたつくところで、いかにセーフティリードを取れるか」と早めに仕掛けたことが、結果的に後続馬に有利な展開となっての惜敗には批判的な声も……。フェアリーポルカに期待したファンからは「和田竜騎手が乗っていれば」と残念がる意見もあった。
仮に和田竜騎手がフェアリーポルカに騎乗していたとしても、どのような結果になったのかは分からないが、いずれにせよ和田竜騎手にとっては残念な一日となってしまった。
「最強の1勝馬」と呼ぶ声もあるシゲルピンクダイヤだが桜花賞2着、秋華賞3着と気を吐いた3歳時の活躍に比べると物足りなさを感じざるを得ない現状。同世代のグランアレグリア、ラヴズオンリーユー、クロノジェネシスが今もなお現役最強の座を争っていることを思うと、そろそろ「早熟馬」だったのではないかと囁かれても仕方がないだろう。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
PICK UP
Ranking
23:30更新
2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
JRAソダシ脱落の大ピンチ!? フェブラリーS(G1)は“ヘビー級”が絶対的優位も「太りすぎ」はNG- JRAカレンブーケドールに「シルバーコレクター」返上のチャンス!? 宝塚記念(G1)「初勝利」の歴史が善戦続きに終止符の期待、戸崎圭太はダノンキングリーの屈辱を晴らせるか
- JRA「七夕の願い」を信じてはいけないこれだけの理由!? 七夕賞(G3)が枠連「7−7」で決まったのは……
- 元JRA藤田伸二氏「騎乗停止」岩田康誠の「後輩イジメ」を衝撃告白! 藤懸貴志以外に「4、5名が……」「酔っ払って暴行で始末書」異例の“即処分”となった舞台裏
- JRA大逸走→最下位の屈辱から「8馬身差」逃げ切りVの大変身! 代役の“パンサラッサ級”逃走劇に、主戦の「逃げ職人」も心中複雑!?
- JRA三冠馬オルフェーヴル「セール惨敗」で種牡馬終了の危機!? 2019年クラシック”存在感なし”「種付料」右肩下がり……
- 武豊vs今村聖奈に待ったをかける男あり?真夏の祭典「WASJ」出場をかけた争いがアツい!
- M.デムーロ「絶縁状態」を経て名門と4年3ヶ月ぶりのコンビ白星へ。今年キャリアワーストも「復活」に向けて重要な一戦か
関連記事

JRA三連単「194万円」の大波乱!「近3走サッパリ」の14番人気馬が立役者となったプロキオンS(G3)、G1通算7勝のアノ名馬が波乱の後押し!?

JRA 「完成の域」近づくディープボンド“さらなる成長”天皇賞・春(G1)では「致命傷」の可能性も?

JRA「長距離は騎手」安定感は武豊、C.ルメール以上!? 天皇賞・春(G1)「ディープインパクト産駒とは無縁」知る人ぞ知る長距離の達人とは

JRA テイエムオペラオー和田竜二にも届かず!? 皐月賞(G1)エフフォーリア横山武史が遠く及ばなかった「天才」武豊の大記録

JRA「驚異の3着以内率44%」大阪杯(G1)コントレイル、グランアレグリア、サリオス「一角崩し」は幸運の枠から!? 3月「重賞2勝」の好調ジョッキーが波乱を担う
















