JRA「驚異の3着以内率44%」大阪杯(G1)コントレイル、グランアレグリア、サリオス「一角崩し」は幸運の枠から!? 3月「重賞2勝」の好調ジョッキーが波乱を担う
4日、阪神競馬場で行われる大阪杯(G1)は、昨年の牡馬クラシック三冠馬コントレイルを筆頭に、昨年の春秋マイル女王グランアレグリアなど、豪華なメンバーが顔を揃えた。
これに加え、コントレイル世代のNo.2サリオス、デビューから5戦無敗のレイパパレなど伏兵も揃っているが、穴馬として注目したいのがアーデントリー(牡5歳、栗東・川村禎彦厩舎)だ。
今回の大阪杯は、アーデントリー以外は前走重賞からの参戦。格下の感が否めない部分もあるが、前走大阪城S(L)からの参戦は、2012年(当時OP)の勝ち馬ショウナンマイティと同じローテーションだ。
アーデントリーと同じく大阪城Sで2着だったショウナンマイティは、まだG2だったとはいえ大阪杯を6番人気ながらに優勝。翌年にはオルフェーヴルの2着と好走しており、足掛かりとして相性は悪くないレースといえるだろう。
また大阪杯で最も注目したいのが枠番で、G1になった2017年以降6番人気以下で連対した3頭は全て「3枠」の馬だった。
2017年 ステファノス(7番人気)2着
2018年 ペルシアンナイト(6番人気)2着
2019年 アルアイン(9番人気)1着
G2時代を含む過去10年を振り返っても、14年トウカイパラダイスが6番人気2着、15年には4番人気のラキシスが1着、6番人気のエアソミュールが3着となっている「幸運の枠」といえそうだ。
過去10年の3枠成績は【2-4-1-9/16】で、勝率12.5%、複勝率43.8%、回収率も単勝213%、複勝131%と、ともに100%超え。3枠のみが唯一、プラス収支となる成績を叩き出していることは無視できないところだろう。
また、アーデントリーの鞍上・和田竜二騎手は3月に入ってからフィリーズレビュー(G2)を8番人気のシゲルピンクルビーで制すると、阪神大賞典(G2)を3番人気のディープボンドで勝利する好調ぶり。今年の重賞成績は【2-2-1-11/16】で、勝率12.5%、複勝率31.3%、回収率でも単勝151%、複勝154%と大一番での勝負強さが目立っている。
今年の成績を振り返ると和田騎手自身も内枠での好走が顕著。2枠、3枠、4枠で複勝回収率100%を上回っており、内枠を得意としている印象だ。
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