JRA大阪杯(G1)昨年「ワースト2位」……今年も「少頭数」&「実力差歴然」で売り上げ低迷は必至!? 打開策は将来的な「距離変更」か

4日には阪神競馬場で大阪杯(G1)が行われる。昨年の三冠馬コントレイルを中心に、グランアレグリア、サリオス、レイパパレの4頭が特に注目を浴びる存在だ。
1日現在の『netkeiba.com』の予想オッズを見ても、単勝オッズ10倍未満の3強を、10倍台のレイパパレが追うという図式。これに続く5番人気に想定されているのは4歳馬アドマイヤビルゴだが、その予想オッズはなんと80倍台を示している。
「今年の大阪杯は3強で決まる可能性が非常に高く、これにレイパパレがどこまで食い下がれるかでしょう。馬券的な妙味は、ほぼないと言えます。SNSなどでも『今年の大阪杯は面白そうだけど、見(けん)の予定』という声は決して少なくありません」(競馬誌ライター)
もし3強ですんなり決まれば、三連複配当はおそらく3倍前後。1着がレイパパレなら、ようやく三連単が万馬券になるかどうかといったところだろう。穴党ファンにとっては悩ましい、手が出しづらいレースとなりそうだ。
この影響が馬券の売上高にも表れる可能性が高い。先週の高松宮記念(G1)は結果的に上位人気で堅く収まったが、混戦ムードも手伝って売上高は前年比105.4%を記録。春のG1シリーズ初戦で好調な滑り出しを見せた。
しかし、今週は一転、売り上げ面で苦戦を強いられる可能性が高い。
そもそもG2から格上げされたのが2017年と、G1レースとしての歴史も浅いこのレース。ラッキーライラックが勝った昨年の売上高は、JRAの全平地G1のなかで、唯一土曜日の開催だったホープフルSに次ぐワースト2位だった。1年前は新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客開催となったのも大きかったが、頭数がそろわなかったのも要因の一つだろう。
フルゲート16頭に対し、昨年は12頭という少頭数。G1格上げ後、大阪杯がフルゲートに達したのは。18年の1度だけである。今年は15頭が特別登録を済ませていたが、キセキとギベオンが回避し、昨年より1頭多い13頭立てとなることが濃厚。このままなら、フルゲート割れが常態化してもおかしくない。
「馬券を買う側としても、G1レースが12~13頭立てというのは寂しいですし、フルゲートでの競馬が見たいのは当然でしょう。より大阪杯を盛り上げるためにも、将来的には抜本的な変更が必要になるかもしれません。
その一つが、距離の変更案です。大阪杯が格上げされる際、一部のファンの間では『外回りの1800m戦にすべきだ』という声も上がりましたが、その議論は今もくすぶっています」(同)
大阪杯は阪神2000mの内回りで行われるが、これは宝塚記念(G1)と距離が1ハロン違うだけ。同じ内回りで、当初から疑問の声も少なからずあった。確かに阪神1800mなら、外回りとなり、宝塚記念との差別化はできる。また、安田記念(G1)を大目標とする一流マイラーたちも参戦しやすくなり、古馬中距離路線を歩む馬たちとの激突は大きな興味を引くだろう。
今年でいえば、コントレイルとグランアレグリアの対決も、1800mの方がより盛り上がったはずだ。
外回り1800m戦への再編成は、一考の価値はあるはず。昨年ワースト2位だった売上高が今年も低迷するようなら、打開策として将来的な距離変更案が議論されてもおかしくはない。
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