
JRA 福永祐一「スプリントすら能力感じる」コントレイルのポテンシャルに絶対の自信!? 大阪杯(G1)グランアレグリアと「最強対決」はマイルでも勝算あり
4月4日、阪神競馬場で行われる大阪杯(G1)は、空前絶後の好メンバーが揃った。
中でも、昨年の牡馬クラシック三冠馬コントレイルと、昨年のマイルG1春秋連覇を達成しスプリンターズS(G1)でも勝利を収めたグランアレグリアの対戦に胸を躍らせるファンも多いはずだ。
『netkeiba.com』の予想オッズでも、1番人気のコントレイルが1.6倍に対して、2番人気のグランアレグリアが2.3倍。3番人気のサリオスは少し離された6.5倍となっており、4番人気のレイパパレに関しては16.4倍と大きく離されている。
これまで1600mまでの距離しか経験のないグランアレグリアにとって大阪杯の2000mは未知の領域。距離延長への不安が、オッズにも反映されているのかもしれない。
見方によっては、2強対決といっても過言ではないレース。ファンだけでなく、騎乗する互いのジョッキーも相手を意識しているだろう。
グランアレグリアに騎乗するC.ルメール騎手は「2000mは初めてですが、グランアレグリアは落ち着きが出てきて、道中で我慢することもできますし、内回りコースでスピードが必要になるので、合うと思います」と自信タップリ。藤沢和調教師も、スプリンターズSについては「1200mは向かない。使うところを間違えたよ」と冗談交じりに話したというのだから、陣営としても距離克服は問題ないと考えているようだ。
一方、コントレイルの矢作調教師は、以前より「この馬のベストは2000m」と話しており、どちらかといえばコントレイルに分があると思われる。
だが、そんなアドバンテージはいらぬとばかりに応戦したのが主戦の福永祐一騎手だ。
福永騎手は、コントレイルについて「スピード能力が高いので、作り方次第でスプリンターにもマイラーにもなれる馬です」とコメント。グランアレグリアが中距離をこなせるなら、コントレイルは短距離をこなせますよといわんばかりの発言に対抗意識が感じられる。
「さすがに、コントレイルとグランアレグリアの2頭がスプリント戦で相まみえることはないと思いますが、以前コントレイルについて矢作調教師は『マイルでも』という発言をしていました。もしかしたらマイルG1でも2頭の勝負が見られる可能性もあるかもしれませんね。
今回は、コントレイルのベストといわれる2000mが舞台です。福永騎手の発言は、2000mなら負けないという自信の表れなんでしょうか」(競馬記者)
確かに、これでコントレイルが負けようものなら、マイル戦を視野に入れたとしても、短距離戦に絶対の自信を持つグランアレグリア相手に勝ち目はないかもしれない。
果たして、2頭の行方は……。4月4日の歴史的対決を楽しみに待ちたい。
PICK UP
Ranking
5:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
関連記事
JRA データから読み解く注目の2頭、大阪杯(G1)コントレイルとグランアレグリアに隠れた激走候補は
JRA 大阪杯(G1)「コントレイルVSグランアレグリア」2強対決に暗雲!? 無敗三冠馬の実力に「疑問符」が付き始めている理由
JRA 池添謙一「トリガー発動」でモズベッロに勝算あり!? 大阪杯(G1)強敵相手も「勝ち負け期待」日経賞(G2)見送りに勝負駆けの気配
JRA グランアレグリア、サリオス「距離誤認」疑惑で幻となった頂上決戦! 大阪杯(G1)超豪華メンバー激突の裏で、触れてはいけない歴史的名馬の存在とは
JRA グランアレグリア「距離延長」はむしろ大歓迎!? 大阪杯(G1)牝馬優位揺るぎなしもレイパパレには落とし穴