パチンコ「2万発」も余裕の「夏限定」立ち回り!!

　怪談、盂蘭盆会、墓参り、夏には霊や怪異がつきものである。ということで、夏の時期に打つパチンコは、オバケや妖怪にまつわるものがよいのではないだろうか。

　意外（？）にもパチンコにはけっこうこの手のモチーフの機種があるもので、『ゲゲゲの鬼太郎』や『妖怪人間ベム』などのアニメ版権モノ、『CRリング』『ぱちんこ劇場霊』のホラーパチンコ、そして『CR妖怪演芸』や『CRおばけランド』といったそのまんまマシンと豊富。

　で、今回、目をつけたのは『パチンコCR化物語』をはじめ、『パチンコCR偽物語』、『P〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』の〈物語〉シリーズ 三部作。これをゴリゴリに打ち倒して涼むのである。

　そんなわけで、家パチを楽しむわけだが、〈物語〉シリーズ 三部作を打つ順番をどうするか。やはり、現在から過去に遡るほうが先祖様を慰霊できるようなイメージなので、『セカンドシーズン』→『偽物語』→『化物語』とプレイすることに。

『P〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』。ライトミドルで初当りが軽いわりに継続率が約86％のラッシュで一刺しを狙うゲーム性。遊タイムも搭載されているので、そんなアホみたいにやられることはないであろう。

　と思いきや、86％のラッシュ「こよみドリーム」の連チャンが全然伸びず、初当り6回で平均連チャンが3.8回の体たらく。全体的に35％の10ラウンド当りも引き負けて、最後に出玉が3000発持っていたものの、差玉でみれば－2500発といきなり凹まされた。まあ冷や汗をかいて涼めたので、これはこれでよしとしよう。

　次の『パチンコCR偽物語』は大当り確率が約1/299.3となるミドルタイプのST機。100％STに突入する安心設計でSTのループ率は約65％となっている。さらに、右打ち中は80％が16ラウンド2000発出玉。安定感抜群である。

　その安定感を思う存分に発揮し、初当り5回、総大当り回数12回、トータルの出玉が約1万2000発とめちゃめちゃやってくれた。ありがたや、ありがたや。

　この勢いで最後の『パチンコCR化物語』もいい供養にしたいところ。『偽物語』と同じ確率のミドルタイプだが、こちらは次回ループで継続率が63％。出玉のある大当りはオール15ラウンド約1350個と安定性は折り紙付きの王道スペックである。

　この『パチンコ化物語』も順調な初当りと適度な連チャンで、281回転3連チャン、98回転5連チャン、176回転3連チャン、570回転6連チャンと見事な展開で1万発オーバーの出玉を獲得できた。

　結局、『セカンドシーズン』の負債をものともせず、〈物語〉シリーズ 三部作で2万発を叩き出すことに成功。大満足に終わったが、予想を超える大量出玉に熱くなってしまった。結果としてろくに涼めなかったのが残念である。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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