真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.09.11 19:00
JRA金子真人オーナー「独り勝ち」の秋華賞!? サトノレイナス離脱でソダシ&アカイトリノムスメ断然…紫苑S(G3)ではダービー馬の妹が「余裕」の権利獲り
文=大村克之
祖母に先日他界した名牝ブロードアピールの名が光るミスフィガロは、2018年のダービー馬ワグネリアンの全妹という良血馬。金子真人ホールディングス×友道厩舎と今後、世代のトップクラスに割って入っても驚けないだけの大物感がある。
「改めて恐ろしさを感じるのは金子オーナーですね。おそらく大本命で秋華賞(G1)を迎えることになるソダシに加えて、オークス(G1)2着のアカイトリノムスメ。そして、この日のミスフィガロと現在のところ3頭出しで本番を迎えられそうです。
さらに自己条件を連勝中でローズS(G2)に出走予定のマリアエレーナも、結果次第では有力候補として秋華賞に進む可能性も。最大のライバル候補だったサトノレイナスが離脱してしまった今、秋華賞は上位独占の“独り勝ち”のような状況になるかもしれません。
ディープインパクトやキングカメハメハなど、これまでに数多くの名馬を所有してきた方ですが、今年の3歳牝馬は特に充実している印象です」(別の記者)
「最低限(秋華賞の)権利が獲れて良かったです」
津村騎手の好騎乗もあって秋華賞の優先出走権を得たミスフィガロだが、本当の完成はまだ先になるだろう。今回が12番人気で、本番でも人気薄が確実な存在だけに、長い目で注目していきたい1頭だ。
(文=大村克之)
<著者プロフィール>
稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。
PICK UP
Ranking
17:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRA 良血馬「ノーステッキ」で圧巻の勝ち上がり!「これから成長してくれれば」晩成傾向ハービンジャー産駒に川田将雅も期待する存在とは?
JRA京成杯AH(G3)過去10年で7勝! 横山典弘騎手調と争う“中山巧者”のアノ騎手は、関東勢“反撃”の3本目の矢になり得るか?
JRA“慎重すぎ”「ダービートレーナー」の判断に賛否両論!? “メイケイエール2世”のデビュー戦が2度目の持ち越し……
JRA 藤田菜七子「不発」得意の新潟で僅か2勝……頼みの綱コパノキッキングは武豊から「あの騎手」に乗り替わりで苦境に更なる追い討ちか
JRA「内枠先行有利」の中山は横山武史の独壇場!? 中京は福永祐一VS川田将雅の争い……芝はノーザンファームが席巻か【秋競馬攻略のポイント】