
JRA 福永祐一「申し訳ないです」本人も認めた致命的判断ミス、“自業自得”の「前が壁」にファンから非難轟々!?
「申し訳ないです」
謝罪の言葉を述べたのは、デビュー26年目の44歳・福永祐一騎手。
これは12日、M.デムーロ騎手が騎乗の3番人気エルカスティージョ(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が勝利した中京12R・3歳上1勝クラスを、1番人気キャロライナリーパで14着に大敗したことに対する弁明の言葉である。。
前半600mが34秒5と平均ペースで流れた芝1400m戦。逃げたジュノーが3着に残るも、直線13番手からエルカスティージョ差し切って1着、さらに後ろの16番手からミッドサマーハウスが2着と追い込み、後方待機策を採った馬によるワンツーフィニッシュとなった。
追込み決着となったレースで、福永騎手が騎乗していたのは、7枠15番のキャロライナリーパ。前走は中団から上がり3ハロン2位の末脚を繰り出して、2着に好走したことなどが評価されて1番人気に支持された。
戦前に「ゲート練習もしている」と話していた寺島師の思惑通り、好スタートを切ったキャロライナリーパだが、福永騎手は無理に先行せず、道中は中団の10番手を追走させた。
しかし、3コーナー付近から8枠の2頭、が早めに外から進出を開始したため、蓋をされるような格好でインに閉じ込められてしまう。外の7枠を引きながら、唯一インコースを通らざるを得ない状況となったことは、福永騎手にとっても大きな誤算だっただろう。
ただでさえ、前の馬が残りやすい開幕週。外を回して距離のロスを避けるべく、直線のインコースには多くの馬が殺到する。運よく進路を確保することに成功すれば、最短距離を走れるが、密集する馬群に包まれてしまえば、脚を余すという大きなリスクとも隣り合わせ。残念ながら、前の馬が壁になった福永騎手は満足に追うことができずに終戦を迎えてしまった。
福永騎手にとって皮肉な結果となったのは、自身より後方にいたエルカスティージョとミッドサマーハウスの2頭が、「外」を回してワンツーを決めたことだ。結果論ではあるが、内を狙わずに外を回していたなら、チャンスは十分あったはず。
「前が壁」になっての敗戦を目撃したファンの一部からは、ネットの掲示板やSNSで「伝統芸が炸裂(笑)」「素直に外を回せばよかったのに……」といった福永騎手への不満の声も見られた。
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