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JRA矢作芳人調教師の「秘蔵っ子」が急成長! 英才教育の結果も着々、チーム矢作の原動力とは

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 先週7日、アメリカのブリーダーズC(G1)で躍動したラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌ。矢作芳人厩舎の管理馬が海外G1で2勝を挙げる快挙を成し遂げた。

 また、前日6日の日本では、弟子の坂井瑠星騎手が東京メインの京王杯2歳S(G2)をキングエルメスで制覇。愛弟子が8番人気の伏兵で勝利したことに矢作師も「日本で瑠星が重賞を勝って勢いをつけてくれた」と発信。日米でチーム矢作としての勝利をアピールする先週末ともなった。

「矢作先生は助手時代から破天荒な方だったという話も聞きますが、それ以上に競馬に対しての信念というか情熱が凄いです。地頭がいいのは当然ですが、周りを惹きつける弁もある人です。話すとすぐにファンになったり、応援したくなるようです。

勿論、スタッフにも『たくさん稼いで、たくさん遊べ!』という理念の元にやってますから、求められるモノは高いですが、やりがいは十分ですし、それに見合うだけの進上金も入ってきます。矢作厩舎のスタッフは総じて年収1000万は余裕で超えていると思いますよ。

それだけに文句を言うスタッフは皆無に近いようです。弟子の坂井瑠騎手も若い頃から海外の競馬を意識していて長期滞在の経験も多く、直近ではエントシャイデンで欧州に腰を据えて調教などに取り組み、本番では見せ場たっぷりの内容で好結果を得ました」(栗東のTM)

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 そんな師匠の英才教育に応え、着実に結果を残しつつある坂井瑠騎手。若いが故に飲み込みも早く、すでに英語も堪能らしい。顔つきも精悍になり、色々な経験が彼を成長させているのだろう。

 上背がある分、スラっとして見えるが、それ故に生じる非力さや頼りなさという面も徐々に解消されてきている。レース中の騎乗でも体をしっかり入れて追っている分、力強さや迫力を感じられるようになり、長い手足を活かして馬に推進力を与えている。

 コロナ禍で友人らと自宅で飲み会をしたという話も出回ったが、矢作イズムを継承しているだけあって根は真面目でストイック。仕事や競馬に対する姿勢はケチのつけようがないほどで、その件以降の悪い噂が続かない点が彼の周りからの評価の高さを表している。

 最近は菊花賞、天皇賞と秋G1を連勝した横山武史騎手や、先日の新潟で1日6勝を挙げるブレイクをした菅原明良騎手など、関東の若手が大活躍しているが、坂井瑠騎手も間違いなく関西の次代を担うジョッキーになれるだけの資質がある。

 もう少し余裕が出てきてコメント力などにも磨きがかかれば、文句なしのスターになれるのではないか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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