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JRAジャパンC(G1)にR.ムーア騎手・C.デムーロ騎手参戦! 新型コロナ感染縮小で外国馬・騎手が続々参戦決定! 16年ぶりの優勝なるか

JRAジャパンC(G1)にR.ムーア騎手・C.デムーロ騎手参戦! 新型コロナ感染縮小で外国馬・騎手が続々参戦決定! 16年ぶりの優勝なるかの画像1

 先週、米国・デルマー競馬場で行われたBCターフ(G1)に出走したブルーム(牡5歳、愛国・A.オブライエン厩舎)とジャパン(牡5歳、愛国・A.オブライエン厩舎)が、ジャパンC(G1)へ出走することを正式に表明した。10日、2頭を所有するキーファーズが公式HPで発表している。

 ブルームは武豊騎手を乗せて、今年の凱旋門賞(G1)へ出走したことで有名だ。4コーナーでは先頭をうかがうなど見せ場は作ったが、11着に敗れた。ただ先述のBCターフでは2着へ好走。さらに今年は仏国・サンクルー大賞(G1)でG1初優勝と勢いは十分だ。

 対するジャパンも実績ではヒケを取らない。一昨年のパリ大賞典(G1)と英国・インターナショナルS(G1)を優勝しており、G1勝利数ではブルームをリード。最近は目立った活躍はないが、BCターフ4着がキッカケとなればジャパンCでも激走が期待できる。

 そこで、気になるのが2頭の鞍上だ。武騎手が主戦騎手を務める日本馬は現時点でジャパンCへ出走する予定がないため、キーファーズ2頭のどちらかへ騎乗するのが決定的という見方が強い。問題は武騎手が乗らない方を誰が乗るかということになるが……。

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「どうやら、ジャパンCに合わせてR.ムーア騎手が来日するのようです。先日、キーファーズの公式HPでアナウンスされていましたね」(競馬誌ライター)

 ムーア騎手はオブライエン厩舎の主戦騎手で、世界的な名ジョッキーの呼び声が高い騎手の1人だ。凱旋門賞や香港Cなどの各国の主要G1を数多く制しており、日本でもサリオスで勝った19年の朝日杯FS(G1)などG1を8勝している。

 近年は毎年11月から12月にかけてJRA短期騎手免許を取得して、日本で騎乗を続けていた。だが新型コロナウイルスの影響を受けて、昨年は日本での騎乗機会は無かった。

「日本で騎乗しようと思えば出来たと思いますが、約2週間に及ぶ隔離期間がありますからね。毎年秋競馬になると多くの外国人騎手が来日していましたが、昨年はゼロでした。

ただ、今月から隔離期間が条件付きではありますが、大幅に短縮されました。それを受けて、ムーア騎手もジャパンC騎乗を決めたのではないでしょうか」(同)

 日本政府は今月8日からビジネス目的での入国時の隔離期間を条件付きで、10日から3日に短縮している。入国規制の緩和を影響は大きく、キーファーズは自身のHPにて2頭の出走を決めた理由について「ワクチン接種者への隔離期間が3日になったことで、様々な障壁も低くなった」という旨の記載をしている。

 JRA所属以外による外国人騎手の騎乗となれば、昨年4月に来日して短期免許を取得した豪州のD.レーン騎手以来。また、外国馬2頭がジャパンC出走となれば、18年以来3年ぶりとなる。

 またキーファーズの2頭のほかに、仏国のG1馬グランドグローリーも参戦を表明。鞍上は9月のフォワ賞(G2)でディープボンドを勝利へ導いたC.デムーロ騎手を予定している。

 豪華外国G1馬と名手が参戦となれば、16年ぶりの外国馬によるジャパンC優勝が現実味を帯びてきた。果たして、日本馬は意地を見せることができるのか。今月末の28日が待ちきれない。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

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