甘デジ「右半分が10R」！ スペックで萌える激熱パチンコ!!

　おそらくは「同級生」を出発点として確立にいたった恋愛シミュレーションゲーム。10人ほどの女性キャラに対してそれぞれの物語を進めていくストーリー性やひとつの判断が関係性を様変わりさせるリアル感が人気を博し、一定の需要が見込まれるジャンルとして定着した。

　しかし、「ときめきメモリアル」に代表されるようなシミュレーションから、「To Heart」などのイベントやゲーム性がより盛り込まれたアドベンチャー志向のフォーマットが増え、いまでは多様な広がりをみせ、やすやすと一言ではいい表しがたい内容に進化している。

　例えば「ガールフレンド（仮）」。カードを集めバトルゲームを展開する。しかも最大の特徴は「耳で萌える学園恋愛ゲーム」というキャッチコピーに象徴されるボイス付きのレアカードで、憧れのキャラのスペシャルな声が聞けるというものである。

　しかし、この一定以上の年代には対応が難しい内容でもパチンコになれば話は別。レアなカードほどランクが上がり期待度が上昇する保留予告やミッションをクリアするごとに大当りに近づいていくフローなど、ゲームの世界観をわかりやすく演出に落とし込んでいる。

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　リーチでは恋愛ゲームが最重視している「ストーリー」がポイントとなり、物語性に焦点を合わせた「ストーリーリーチ」に発展すれば激アツ。また、リーチ中はプレイヤーがチャンスアップ演出を選べる機能も搭載され、アドベンチャー要素もアップしている。

　新機種として登場した甘デジ機『PAガールフレンド（仮）』は、大当り確率が1/99.9と遊びやすい確率ながら、ST継続率約72％など適度な連チャン性としっかりした出玉感を楽しめるスペック。

　ゲーム性は時短突破型で、初当りのほとんどで移行する70回転の時短モードで大当りを引き当てるとST70回転の本連チャンモードに昇格する流れ。突破率は約53％、右打ち中は必ず確変になるV-ST仕様となる。

　したがって、低確率状態で299回転消化すると発動する遊タイムも連チャンモード突入ルートのひとつ。遊タイムでの電サポ回数は379回転と突入の約98％で大当りが期待できるようになっている。

　遊タイム中の演出は専用のものとなっているが、従来の右打ちモードは選べる2つの演出機能を搭載。「デートモード」と「南国バカンスモード」のどちらかをプレイヤーが選択できるが、STでも時短でも同じ演出（しかも規定回数も同じ70回）なので、状況を間違えないように。

　もちろん、STなら約72％、時短の場合は50.6％（残保留4個込みだと52.5％）と連チャン率は異なるが、どちらも大当りの半分が最大出玉となる10ラウンド約900発と充実したボリューム感でまとまった出玉を獲得できるのである。

　このようにスペックは出玉あり適度な連チャンありの王道タイプとなる新機軸恋愛スマホゲームのタイアップ機『PAガールフレンド（仮）』。原作を知らないユーザーでも楽しめる。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。