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JRA「勝ち馬が強かった」川田将雅、武豊、福永祐一もお手上げ!? “伝説の新馬戦” を制したC.ルメールは「いい勉強になりました」と余裕綽々

JRA「勝ち馬が強かった」川田将雅、武豊、福永祐一もお手上げ!? 伝説の新馬戦 を制したC.ルメールは「いい勉強になりました」と余裕綽々の画像1
撮影:Ruriko.I

 26日、阪神競馬場で開催されたグランプリ・宝塚記念(G1)は、横山和生騎手の2番人気タイトルホルダーが天皇賞・春(G1)に続いて勝利。直接対決で3戦全敗を喫していた天敵のエフフォーリアに完勝し、これで文句なしの現役最強馬へと上り詰めた。

 上半期の総決算といえるレースで盛り上がりを見せたこの日の阪神競馬場だが、同日に行われた5Rの2歳新馬もまた、ファンから大きな注目を集めていた。

 近年、このレースでデビューした馬からはダノンプレミアム、ダノンザキッド、キラーアビリティなど2歳G1勝ち馬が誕生。一部のファンから“伝説の新馬戦”という声も上がり始めている。

 そういう意味でも今年の出走メンバーには実際に前評判の高い馬が揃っていた。

 1番人気にサトノダイヤモンドの近親ドゥラエレーデ、2番人気にカルロヴェローチェ、3番人気はウマ娘オーナーとして有名な藤田晋氏の所有馬チャンスザローゼス、そして4番人気には武豊騎手のアンテロースが揃う好メンバー。どの馬が優勝してもクラシック候補と呼ばれて不思議はなかっただろう。

 そんな好勝負必至の一戦を制したのは、C.ルメール騎手がコンビを組んだカルロヴェローチェ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)である。

 12頭立ての芝1800mで争われた一戦は、デビューしたばかりでまだ脚質の定まらない新馬戦らしく馬群が密集する超スローで流れるお約束の展開。最後の直線でも案の定“ヨーイドン”の上がり勝負が繰り広げられたのだが、あっさり2馬身突き抜けたのがカルロヴェローチェだった。

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C.ルメール騎手

“伝説の新馬戦” を制したC.ルメール騎手は…

「まだ子供っぽい所がありますね。今日はいい勉強になりました。3番手で我慢して、直線真面目に伸びてくれました。良い能力で加速してくれました。秋が楽しみですね」

 レース後にルメール騎手がそう振り返ったことからも楽勝ぶりが伝わる内容だ。

 チャンスザローゼス(2着)の川田将雅騎手が「着差通り、勝ち馬が強かった」と完敗を認めれば、ゴッドファーザー(3着)の福永祐一騎手は「相手が悪かった」、アンテロース(4着)の武豊騎手も「レベルが高かった」とお手上げムード。見ている側としては、他の馬にもチャンスがなかった訳ではないように感じても、実際にレースで騎乗したライバル騎手たちがそう振り返ったのだからホンモノということか。

 ルメール騎手の「秋が楽しみ」というコメントから、陣営が次走で見据えているのはおそらく秋の重賞。このまま順調に勝ち進むようなら、2歳G1で主役を張る存在となるかもしれない。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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