GJ > 競馬ニュース > 田原成貴氏「これで勝ったら化け物」札幌記念(G2)ソダシ苦戦は当然の結果?
NEW

田原成貴氏「これで勝ったら化け物」札幌記念(G2)ソダシ苦戦は当然の結果?

【この記事のキーワード】, ,
田原成貴氏「これで勝ったら化け物」札幌記念(G2)ソダシ苦戦は当然の結果?の画像1
藤岡佑介騎手

 21日、札幌競馬場で行われた札幌記念(G2)は、道中好位を進んだ3番人気のジャックドールが優勝。2番人気のパンサラッサが2着に逃げ粘り、終始好位のインを進んだ5番人気のウインマリリンがしぶとく3着に入った。

「秋に向けても大事な一戦だったので、いい結果を残せてホッとしています」

 レース後、安堵の表情でそう語ったのはジャックドールに騎乗した藤岡佑介騎手だ。

「ほぼ僕が想定していた通りのスタートの形になりました」と逃げたパンサラッサを前に見る好位からの勝利には「逃げない」という新たな選択肢が加わった分、大目標の天皇賞・秋(G1)に向けて大きく前進したともいえるだろう。

田原成貴氏「これで勝ったら化け物」札幌記念(G2)ソダシ苦戦は当然の結果?の画像2
ソダシ 撮影:Ruriko.I

 そんな中、パンサラッサとジャックドールをマークするように道中外目の5番手を進んだ1番人気のソダシ(牝4歳、栗東・須貝尚介厩舎)は、直線伸びを欠いて5着に敗れた。4角ではワンツーを決めた2頭の直後という絶好位まで進出しながら、やはり2000mの距離が響いたのだろうか。

「元騎手の安藤勝己さんも自身のTwitterでつぶやいていましたが、今のソダシはワンターンのマイルがベスト。昨年勝った舞台だったとはいえ、コーナー4つの札幌記念では分が悪かったといえます。

そして、そんなソダシの位置取りと“苦戦”を完璧に読んでいた人物がいました。レース前に行われた展開予想にはファンから称賛の声も上がっています」(競馬誌ライター)

 札幌記念の展開と有力各馬の位置取りを完璧に読んでいた人物というのは、『東京スポーツ』でG1の予想を担当し、札幌記念から同社のYouTubeチャンネルでLIVE予想会をスタートさせた田原成貴氏である。

ソダシ苦戦は当然の結果?

 レース前日の20日夜に生配信された動画内で、視聴者からの様々な質問に答えた田原氏。ソダシが2000mの距離を克服できるかを問われた場面では「大丈夫じゃないです」と即答し、ソダシの連覇は難しいと予想していた。

 昨年は1000m通過が59秒9という流れを早め先頭から勝ち切ったソダシだが、田原氏は「昨年とは流れが違う」と、今年は昨年以上に厳しい流れになると断言。パンサラッサが作り出す激流が白毛のアイドルホースの切れ味を削ぐという見方を動画内で披露していた。

 さらに「外目の3~4番手のポジションは良いと思う」と、ソダシの位置取りについてはポジティブに語っていた田原氏。「これで勝ったら(ソダシは)化け物ですよ」という発言からは、逆に「ソダシが勝つのは困難」という真意が込められていたようだ。

「実際は1000m通過59秒台(59秒5)という昨年とほぼ変わらない平均ペースでした。それでも、『パンサラッサが逃げた』という緊張感が、ソダシの失速を招いたという見解を田原氏はレース後の反省会動画で披露していました。つまり、田原氏の考えによれば、実際に計時された時計以上に実際は厳しい流れだったというわけです。

かつて田原氏は、秋華賞のゲート内でソダシが暴れて歯から流血したとみられることを“自傷行為”と表現するなど、同馬のことを気にかけてきました。今回の札幌記念でもソダシの苦戦を読んでいたわけですが、残念ながらそれが的中してしまいましたね」(同)

 秋のG1シリーズでも田原氏は『東スポ』のYouTubeチャンネル内で、展開予想やLIVE予想会、そして反省会も行うという。今回も3着に入ったウインマリリンを穴候補として挙げるなどし、視聴者からは感謝の声が多数上がっている。

 今後も田原氏の予想だけでなく、独特の言い回しや解説などにも注目していきたい。

中川大河

中川大河

競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

田原成貴氏「これで勝ったら化け物」札幌記念(G2)ソダシ苦戦は当然の結果?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  2. 【天皇賞・春(G1)】馬券圏内100%の激走で5万馬券的中!? 四位洋文が福永祐一に授けた「金言」とは… 11番人気2着スティッフェリオにあった鉄板級の法則
  3. 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
  4. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  5. 「ニューヒロイン候補」小林美駒が見せた著しい成長!リーディング争いに敗れても勝負強さでベテランを圧倒…女性騎手戦線に「新時代到来」の予感
  6. 須貝尚介厩舎「重賞50連敗」ゴールドシップ、ソダシら手掛けた名門が苦戦…相次いだ誤算と見えてきた光明
  7. 【青葉賞】武豊「ダービーに出さないといけない」キタサンブラック弟シュガークン出陣! 相性抜群レース完勝も、本番に不安材料?
  8. 横山武史「乗り替わり」の無念を晴らす重賞勝利に会心ガッツポーズ! 初のメイン勝ちなど大暴れ「妹弟子」の活躍も刺激に?
  9. 【マイラーズC】団野大成がソウルラッシュで代役V!安藤勝己氏、田原成貴氏も安田記念に好感触…「申し訳ない気持ちです」元主戦が悔やんだ2年前の大失態
  10. NHKマイルCに「史上最高メンバー」集結!? 2歳女王アスコリピチェーノVS2歳王者ジャンタルマンタルに加え「あの大物」参戦も…役割を終えたマル外ダービーに脚光