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JRAソダシ「SOS」のサインを元天才ジョッキーが指摘、フェブラリーS(G1)でアイドル復活に必要なカギとは

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元JRA田原成貴氏がソダシについて大激白!? 前走で見せたのは「SOS」のサイン、元天才ジョッキーが語ったアイドル復活のカギとはの画像1
ソダシ 撮影:Ruriko.I

 9日の東西トレセンでは、20日に行われるフェブラリーS(G1)に向けた陣営の1週前追い切りが行われた。

 最大の注目はチャンピオンズC(G1)12着から巻き返しを図る白毛のアイドルホース・ソダシ(牝4歳、栗東・須貝尚介厩舎)だろう。この日は栗東CWで主戦の吉田隼人騎手を背に、古馬オープンのリレーションシップと併せ馬を敢行。ソダシが3馬身追走する形から最後は併入に持ち込んだ。

 吉田隼騎手は『日刊スポーツ』の取材に「いい感じで負荷をかけられた」と、ニンマリ。G1・2勝含む3戦3勝のマイルに距離短縮、かつ2度目のダート戦で慣れが見込める今回は、白毛馬の復活を期待するファンも多いだろう。

 一方で、唯一のダート戦で大敗した事実は重く、母譲りにも見える気難しさを危惧する声も少なくない。

「前走のチャンピオンズCでは、秋華賞(G1)で顔をのぞかせたゲート難をクリアしました。好スタートを切り、逃げの手を打ったので懸念されていた砂を被ることもありませんでした。道中は競りかけられることもなく、いいペースで逃げていたのですが、最後は走る気を失っていたようにも映りました。

須貝調教師も『気持ちの問題がかなりあるんじゃないかな』と、レース後に語っていたように、メンタルの問題がやはり大きいと思われます。ゲート内の突進で引退を余儀なくされた母ブチコに似た気性面が出てきているとすれば、厄介ですよね」(競馬誌ライター)

 そんなソダシのメンタル面についてアノ人物が独自の視点で分析、言及している。

 それは現役時代に“天才ジョッキー”と呼ばれ、通算1112勝を挙げた田原成貴氏だ。現在は『東京スポーツ』の専属解説者として活動。ほぼ全てのG1前には田原氏の予想記事が同紙の1面を飾っている。

 紙面での予想以外には、昨年11月からほぼ毎週『田原成貴、語る。』と題された独占インタビュー動画がYouTubeにアップされている。トピックは過去にあった自身の様々なトラブルや、現役時代に騎乗したマヤノトップガンやトウカイテイオーについてなど多岐に渡る。

 全編を視聴するには会員登録が必要だが、3~4分にまとめられたダイジェスト版は無料視聴が可能だ。先月下旬にはソダシについて語ったインタビュー動画が、前後編の2回に分けて公開されている。

 前編では、田原氏が桜花賞(G1)の時から「この娘(こ)は危ないな」と感じていたソダシの異変、そして1番人気で惨敗した秋華賞前の出来事などについて独自の視点で分析していた。

 詳細はぜひ本動画をご覧頂きたいが、田原氏はソダシが秋華賞のゲート内で暴れて歯から流血したとみられることを“自傷行為”と考えているようだ。ソダシは札幌記念(G2)の頃から少しずつ「走りたくない」ことを訴えていたが、秋華賞でそれが爆発してしまったという。

 公開された動画によると、“自傷行為”に走ったソダシは陣営に「SOSを出していた」という。それにもかかわらず、ダート戦を使われたことに田原氏は首をかしげ、「ああなると、ちょっとツライな。立て直すのは大変」と、白毛馬を慮った。

 続く後編では“不良娘”ソダシをどうすれば再生できるのかについて言及。再生は「すごく難しい」と前置きをしたうえで、ソダシに「走るのは楽しい」と思わせることが重要だと田原氏は唱える。そのためには何が必要なのか――。そして吉田隼騎手に送ったアドバイスとは――。

 気になる方は、ぜひ本編にてチェックしてもらいたい。

 約10日後に迫った今年最初のG1で白毛のアイドルホースは復活できるのか。その時が近づいている。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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