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菊花賞の隠し玉が「激走ローテ」で波乱演出!? 鞍上は菊が舞台なら見限れないあの男

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 23日、阪神競馬場では三冠最終章の菊花賞(G1)が行われる。今年は春のクラシック二冠で連対した馬が不在とあって、どの馬にもチャンスがありそうだ。

 20日現在、『netkeiba.com』の予想オッズで単勝10番人気に支持されているのは、5戦3勝のセレシオン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)である。

 昨年11月に阪神芝2000mでデビューしたセレシオンは、2歳新馬、梅花賞(1勝クラス)を連勝。その後は、芝2200mのすみれS(L)で無傷の3連勝を狙ったが、後方から伸びきれず、4着に終わり、初黒星を喫した。さらに巻き返しを誓ったプリンシパルS(L)でも7着に敗れ、結局、春のクラシック路線に乗ることはできなかった。

 その後は3か月半の休養を挟んだ夏の新潟で復帰。自己条件の阿賀野川特別(2勝クラス)で古馬に挑むと、これをあっさり勝利。その後は前哨戦を挟まず、菊花賞に直行してきた。

「デビュー戦からゲートに課題があったセレシオンですが、前走は初コンビの福永祐一騎手を背にポンと出ましたね。それまでの出遅れ癖が嘘のような好スタートを決めると、好位を確保。新潟の内回りコースとはいえ、直線を向いて早々に先頭に立つと、そのまま押し切ってしまいました。

2着に入った古馬シルブロンとの差は3馬身半というまさに完勝劇。もし菊の前哨戦に出走していれば人気上位に推されていたと思いますが、あえてぶっつけで臨むこのローテーションは逆に好感が持てます」(競馬誌ライター)

「激走ローテ」で波乱演出!?

 実は阿賀野川特別から菊花賞に直行で臨んだ馬は過去に3頭いるが、なんとこのうち2頭が馬券に絡んでいる。つまり、隠れた“黄金ローテ”といってもいいだろう。

「神戸新聞杯(G2)とセントライト記念(G2)が王道なのは間違いない事実ですが、前走・阿賀野川特別組は菊花賞で『0-0-2-1』と非常に相性がいいんですよ。馬券に絡んだ2頭は、17年ポポカテペトルと18年ユーキャンスマイル。前者は13番人気で、後者は10番人気という人気薄でした。

しかも2頭には友道厩舎所属という共通点もありました。長距離レースを得意にする同厩舎にとって、“激走ローテ”となっていて、セレシオンにも同様の期待をしたいところです。そして、もう一つ、セレシオンにとってプラス材料になりそうなのが鞍上の存在です」(同)

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福永祐一騎手

 前走に続きセレシオンと2度目のコンビを組む福永騎手。今年は重賞僅か2勝とやや苦戦しているが、長距離レースなら一味違うところを見せてくれるのではないだろうか。

 福永騎手が若手の頃はサッパリだった菊花賞だが、セイウンワンダーで3着した09年以降に限れば、6番人気ディヴァインラヴを3着に導いた昨年を含めて「2-3-2-6」。複勝率5割超えの好成績を残しているのだ。

 デビューから裏街道を歩んできたセレシオンが迎える待望の大舞台。厩舎力と騎手力の2つを味方に激走があっても不思議はないだろう。

中川大河

中川大河

競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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