GJ > 競馬ニュース > 天皇賞・秋(G1)3歳vs古馬は今年も3歳に軍配!? 世代レベル強調の武器は○○
NEW

天皇賞・秋(G1)3歳vs古馬は今年も3歳に軍配!? 世代レベル強調の武器は○○

【この記事のキーワード】, ,
天皇賞・秋(G1)3歳vs古馬は今年も3歳に軍配!? 世代レベル強調の武器は○○の画像1
セリフォス 撮影:Ruriko.I

 22日に東京競馬場で行われた富士S(G2)は、1番人気セリフォス(牡3、栗東・中内田充正厩舎)が人気に応えて快勝。重賞3勝目を飾り、11月のマイルCS(G1)へ大きな弾みをつけている。

 春はNHKマイルC(G1)と安田記念(G1)でいずれも4着に敗れたセリフォスだが、レース後には鞍上の藤岡佑介騎手や管理する中内田師がどちらも「成長面」を評価したように、ひと夏を越して大きな進境が見られたようだ。

 スマートリアンがアクシデントで競走除外となり発走が4分遅れたものの、その影響も感じさせないほどの好スタートを切ったセリフォスは、道中で中団よりやや後ろを追走。

 鞍上も「負けないだろうな」と語ったほどの絶好の手応えで最後の直線に入ると、先に抜け出したダノンスコーピオンやソウルラッシュを外から捻じ伏せる様に差し切った。

 古馬混合重賞における3歳馬の勝利は、函館スプリントS(G3)のナムラクレア、CBC賞(G3)のテイエムスパーダに続き3勝目。G1でもセリフォスが安田記念で4着、ウインマーベルがスプリンターズS(G1)で2着と好走しているように、今年の3歳世代は古馬相手に早くも結果を残している。

 今回の富士Sも古馬に3歳馬が挑む構図だったが、勝ち馬セリフォスだけでなく、ダノンスコーピオンが3着、ピースオブエイトが4着と出走した3頭すべてが上位に食い込み、世代レベルの高さを改めて証明した格好だ。

 毎年、秋競馬の大きな注目点となっている世代交代だが、3歳世代と古馬の激突が本格化する中、現状は3歳馬の活躍が目立っている。この流れは「来週のビッグレース」にも微妙な影響を与えそうだ。

世代レベル強調の武器は…

「今年の天皇賞・秋(G1)は、3歳のトップクラスを歴戦の古馬が迎え撃つレースとして早くから注目されていました。

毎年のように3歳世代と古馬が激突する天皇賞・秋ですが、昨年は富士Sを3歳馬のソングラインが勝利した勢いそのままにエフフォーリアが翌週の天皇賞・秋で古馬を撃破。年末には有馬記念(G1)も勝って年度代表馬に選出されています。

昨年のエフフォーリアを始め、近年は特に3歳馬の活躍が目立っています。この時期の3歳馬は斤量面で古馬より2キロの恩恵があるので、そこは大きな強みといえるでしょう」(競馬記者)

天皇賞・秋(G1)3歳vs古馬は今年も3歳に軍配!? 世代レベル強調の武器は○○の画像2
ジオグリフ

 記者がそう話すように、今年の天皇賞・秋には皐月賞馬ジオグリフ、春2冠でいずれも2着したイクイノックス、日本ダービー(G1)で1番人気に推されたダノンベルーガなど、有力な3歳馬たちが参戦する。

 一方の古馬勢からも札幌記念(G2)でワンツーしたジャックドールやパンサラッサ、昨年のダービー馬シャフリヤールなどが出走予定。過去5年の年度代表馬の内、3頭が当年の天皇賞・秋の勝ち馬であるように、今後の競馬界の勢力図を占う重要な一戦になりそうだ。

 また富士S後には、元JRA騎手の安藤勝己氏もセリフォスの勝因を「斤量の恩恵」と自身のTwitterで話したように、この時期の3歳馬にとって斤量面でのアドバンテージは相当な武器といえる。

 昨年はコントレイルやグランアレグリアですら、3歳馬に苦杯を舐めた天皇賞・秋。今年もハイレベルな3歳馬たちが、古馬の前に立ちはだかるかもしれない。

ハイキック熊田

ハイキック熊田

ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

天皇賞・秋(G1)3歳vs古馬は今年も3歳に軍配!? 世代レベル強調の武器は○○のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【大阪杯】ノーザンファームの「締め出し作戦」が大成功?フルゲート16頭に11頭の大攻勢…「幻の1番人気候補」が無念の門前払い
  2. 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
  3. 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
  4. ダービー「当確級」の逸材が皐月賞参戦!過去にキズナ、シャフリヤールらが条件クリア、浜中俊VS坂井瑠星の「第2ラウンド」も勃発?
  5. C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
  6. 【大阪杯】惨敗!ノーザンファーム崩壊の危機を救うのはタスティエーラかスタニングローズか、それともアルアインに続く意外な伏兵か
  7. 【大阪杯】「キズナVSエピファネイア」いまだに“腑に落ちない”両雄の激突から10年…今年の頭はイクイノックスに勝利したあの馬?【東大式必勝馬券予想】
  8. 武豊を潰した新人騎手「暴走」に物議!? 連続斜行でレースぶち壊し……未だデビューから1人だけ勝てない「焦り」か
  9. 【大阪杯】C.ルメール、川田将雅より「勝てる名手」に熱視線!昨秋はタイトルホルダー撃破…「G1レベル」と評された隠し玉に戴冠のチャンス
  10. 【大阪杯】エフフォーリア、タイトルホルダー引退でも最強世代に存在感!1週前追い切りから豪快リハ…酒井学ステラヴェローチェに絶好チャンス