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【JBC2歳優駿(G3)展望】新馬戦を大楽勝エコロアレスが中心、地の利を活かすホッカイドウ勢が互角の戦い

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 3日、JBC3レースの2歳カテゴリーとして、JBC2歳優駿(G3)が門別競馬場で開催される。前身となった北海道2歳優駿が衣替えして3年目。2020年の第1回はホッカイドウ勢のワンツー、昨年はJRA勢が勝利したものの2着、3着はホッカイドウ勢とまったくの互角だった。年末の全日本2歳優駿(G1)のトライアルとなっているこのレース、さっそく今年のレースを展望していこう。

 今年の主役候補の筆頭はエコロアレス(牡2、栗東・森秀行厩舎)。先月初頭に開催された阪神ダート1400mの新馬戦でデビューしたが、内枠を利してハナに立ち、直線でも先頭。ここで脚が止まるどころかほぼ持ったままで後続を突き放し、上がり最速をマークしつつ2着を5馬身ちぎって圧勝した。

 新馬戦がダート1400mの短距離戦だったが、今回は2ハロン長い1800m。この距離延長を克服できるかがひとつの課題となるだろうが、前走の余裕のある勝ちっぷりから見て問題にしない可能性は十分にある。

 JRA勢からはもう1頭、テレパシー(牝2、栗東・石坂公一厩舎)も注目しておきたい。前走は9月の中京ダート1800mの新馬戦。3番手から前を見る競馬で、緩いペースでも流れに乗ったまま、直線で内にいた2頭を交わして先頭に立ち、そのまま押し切って勝利した。

 2着とはそれほど離れていないが、3着馬には実に6馬身強の差がついたレースで、追い出してからの勝負強さが目立つレースだった。この馬の母系からは東京大賞典(G1)やマイルCS南部杯(G1)で3着したモジアナフレイバーや高松宮記念(G1)勝ちのセイウンコウセイが出ており、活気のある血脈だ。

 前走が1800m戦だったことで距離にもメドが立っており、1戦使われての上積みにも期待できそうだ。

 ホッカイドウ勢からは目下4連勝中のスギノプリンセス(牝2、北海道・田中正二厩舎)が大将格になるか。前走はブロッサムC(重賞)で、好位から3コーナーを過ぎて徐々に進出していき、直線では先頭に立ってそのまま後続を引き離し、3馬身差をつける完勝だった。

 5月のJRA認定レース新馬戦では見せ場なく6着に敗れているが、続く未勝利戦を2度2着して、4戦目で未勝利脱出。この時も後続を7馬身ちぎる圧勝だった。ここから余裕の4連勝で前走は重賞を制覇。勝った4戦ともすべて上がり最速を記録している上、徐々に距離を延ばしての勝利だっただけに、ここでもJRA勢を上回る走りに期待できそうだ。

 さらに、地元門別の馬ということで馬場状態が悪い状況で走ることも多かった。このレースも昨年、一昨年と馬場が悪かっただけでなく、今年も馬場悪化が懸念される。馬場が渋っても苦にしない点はJRA勢より優位に立っていると言えよう。

 スギノプリンセス同様、前走を重賞制覇で飾ったのがオーマイグッネス(牡2、北海道・角川秀樹厩舎)。前走のサンライズC(重賞)ではスタートからすんなりハナに立って直線でも逃げ切りを図り、後ろから追い上げてきた2着馬をハナだけ凌いで勝利した。

 JRA認定新馬戦こそ3着に終わったが、続く未勝利戦を勝利。その後、オープン特別での2着を挟んで重賞で連続2着ともう一歩の競馬が続いていた。前走は重賞ながら待望の2勝目となったわけだ。

 こちらも前走は同じコースで勝利しているだけに、地の利を活かす競馬ができれば勝機は十分にある。

 この他、前走未勝利戦を4馬身差つけて逃げ切ったゴッドインパルス(セン2、美浦・中舘英二厩舎)や2戦2勝のリアルミー(牡2、北海道・田中淳司厩舎)、すでに重賞2勝をマークしているベルピット(牡2、北海道・角川秀樹厩舎)など実績馬もそろっている。

 暮れのダート2歳王者へ向けて好発進を切るのはどの馬か。発走はJBCクラシックの前となる18:00を予定している。

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