![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
今村聖奈「G1初騎乗」は武豊次第!? 名牝の初仔を巡る鞍上問題発生も
9月10日の中京2歳新馬(芝1600m)でデビュー戦Vを飾ったスマートジェイナ(牝2歳、栗東・大久保龍志厩舎)が、今週日曜の阪神8R・秋明菊賞(2歳1勝クラス)で2戦目を迎える。
鞍上を務めるのは同馬の母の背を最もよく知る武豊騎手だ。スマートジェイナの母はG1勝利こそなかったが、8歳まで現役を続け、重賞を4勝した名牝のスマートレイアー。2019年に繁殖入りし、20年に母そっくりの芦毛の馬体に生まれたのがスマートジェイナである。
そのスマートジェイナは最終的に5頭立ての少頭数となった秋明菊賞で最も勝利に近い存在となりそう。『netkeiba.com』の予想オッズでは1番人気に支持されており、もし下馬評通りのパフォーマンスを発揮できれば、阪神JF(G1)も視野に入ってくるだろう。
ただし、阪神JFで武騎手が再び同馬に騎乗する可能性はほぼゼロである。というのも武騎手は、同日に行われる香港国際競走の香港C(G1)にジャックドールと臨むことが決まっているからである。
そうなるとスマートジェイナの鞍上候補の筆頭として名前が挙がるのは、デビュー戦でコンビを組んだ今村聖奈騎手かもしれない。
今村聖奈騎手が名牝の初仔でG1騎乗も!?
![今村聖奈「G1初騎乗」は武豊次第!? 名牝の初仔を巡る鞍上問題発生もの画像2](/wp-content/uploads/2023/10/Ruriko.I_20220626_imamuraseina_164.jpeg)
初戦は好スタートから道中しっかり折り合って2番手の好位を確保。直線早めに抜け出しを図ると、後続の追撃を振り切って、2着に1馬身差をつけて快勝した。若駒の頃は追い込み一辺倒で不器用なイメージが強かった母とは異なる、センスの高い走りを披露し、2戦目の走りにも注目が集まっている。
単勝1.5倍のプレッシャーもある中、期待に応える騎乗を見せた今村騎手だが、その週は武騎手が渡仏中(ニエル賞騎乗)のため、あくまでも武騎手の“代打”という位置づけだった可能性が高そうだ。
秋明菊賞での鞍上変更は既定路線といえそうだが、もしこのまま順調に勝ち進んで阪神JFに参戦することになれば、武騎手の騎乗が不可能なため、再び今村騎手に声が掛かってもおかしくない。
もともとミカッテヨンデイイとのコンビで阪神JFを目指していた今村騎手だが、ファンタジーS(G3)の惨敗でG1初騎乗が幻となっていただけに、密かにチャンスを狙っているはず。
ただし、コンビ再結成のネックとなり得るのが斤量だ。
「新馬戦は『★』マークの今村騎手が騎乗したため、他馬より4kgも軽い50kgで走ることができましたが、阪神JFではこれ(減量特典)が適用されません。今村騎手がG1騎乗に必要な勝利数(31勝)に達したときは、次々とG1の騎乗依頼が舞い込むのではといわれていましたが、現実はそうなっていません」(競馬誌ライター)
今村騎手以外には、母スマートレイアーに騎乗したことがあるM.デムーロ騎手や戸崎圭太騎手、『スマート軍団』の馬に騎乗機会が多い秋山真一郎騎手らが代打候補となりそう。
武騎手不在の中、スマートジェイナは、争奪戦が勃発するような活躍を見せられるだろうか。まずは武騎手がしっかり勝利をエスコートしておきたいところだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
- 【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定
- C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
- 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性