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「持っている」今村聖奈に再びチャンス、ジャパンCの裏で重賞2勝目あるぞ

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「持っている」今村聖奈に再びチャンス、ジャパンCの裏で重賞2勝目あるぞ

  先週末の13日、東京競馬場に初参戦したルーキーの今村聖奈騎手。全10鞍に騎乗し、最高着順は12Rのミモザイエローで2着まで。惜しくも初勝利とはならなかったが、「広くて乗りやすい。脚の使いどころに慣れていきたい」と好感触。そう遠くないうちに白星を挙げるだろう。

 そんな今村騎手は27日、阪神競馬場の芝1200mを舞台に行われる京阪杯(G3)で、テイエムスパーダ(牝3歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)と再コンビを組むことが決まった。

 人馬は今年7月のCBC賞(G3)において、主戦である国分恭介騎手がハンデ48キロに乗れないことを受けて新タッグを結成。レースでは積極果敢にハナを奪うと、芝1200mを1分5秒8の日本レコードで優勝している。

 その後は手綱が国分恭騎手に戻ったものの、同騎手が5日の阪神1Rで落馬して負傷。復帰までに1ヶ月程度かかるということから、今村騎手に再タッグの機会が回ってきた。

「京阪杯はジャパンC(G1)の裏開催とはいえ重賞レース。テン乗りのCBC賞で結果を出したことが、陣営からの高評価に繋がったのでしょう」(競馬誌ライター)

 自身に初の重賞タイトルをプレゼントしてくれたテイエムスパーダとのコンビ復活は、今村騎手にとっても重賞2勝目を挙げるチャンスとなる。

 だが、このゴールデンルーキーはやはり「持っている」といえるかもしれない。

「持っている」今村聖奈に再びチャンス

 というのも先月の半ば、JRAが来年度からの平地競走での負担重量引き上げを発表したからだ。これによりオープン競走での最低負担重量は、現在の48キロから49キロに変更となった。

 仮にこのルールが1年早く今年から施行されていれば、テイエムスパーダは48キロではなく49キロでCBC賞に出走していたことになる。

 当時、管理する五十嵐師はCBC賞の戦前、『スポーツニッポン』の取材に対して『ハンデは49キロか50キロだと思っていた。騎乗予定だった国分恭介は48キロでは乗れない。そこで聖奈ちゃんにお願いした』とも説明していた。

 また主戦騎手にアクシデントがあったとはいえ、1度ならず2度目のタッグまで引き寄せたあたりは、今村騎手が実力だけではなく、運も持っているということだろうか。

 京阪杯の翌28日に19回目のバースデーを迎える今村騎手。18歳のラストを最高の結果で締めくくれるかにも注目してみたい。

冨樫某

冨樫某

キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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