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川田将雅と「蜜月エージェント」の間に亀裂!? 福永祐一や今村聖奈も関係か…桜花賞前のトレセンに流れた不穏な噂

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川田将雅騎手

 先月25日に行われたドバイワールドC(G1)をウシュバテソーロとのコンビで制した川田将雅騎手。昨年は自身も悲願としていた日本人騎手によるリーディングジョッキー奪還に成功し、騎手大賞を受賞する栄誉も手にした。

 今年もリーディングを独走中の辣腕は、今週末の桜花賞(G1)で断然人気を予想されるリバティアイランドに騎乗予定。先週の大阪杯(G1)こそ3番人気のヴェルトライゼンデで9着に惨敗したが、昨年の2歳女王と挑む今週は負けられない立場だ。

 そんな川田騎手の快進撃を支えているのが、同騎手のエージェントを任されている井上政行氏の存在。ここ数年の目覚ましい活躍は、勝ち負けの期待が大きい馬をしっかりと精査する井上氏の功績も大きかったはずだ。

 勿論、馬質に恵まれたとしても、騎乗する騎手の腕がそれに見合わなければ、結果はついてこない。チャンスをモノにした川田騎手の卓越した手腕もあってこそ。両者の蜜月関係なくしては、ここまで早く現在の地位は築けなかっただろう。

桜花賞前のトレセンに流れた不穏な噂

 そんな川田騎手だが、桜花賞を控えたトレセンで不穏な噂が流れているという。それは川田騎手がエージェントを変更するのではないかというものだ。

 噂の出どころは定かではないものの、新たなエージェント候補として名前が挙がったのは小原靖博氏らしい。小原氏といえば岩田康誠・望来騎手の親子や今村聖奈騎手の3人を担当していることでも知られている。

「小原氏と川田騎手の関係を知っている人なら、それほど驚く名前でもないですね。そもそも元々、川田騎手のデビュー当初にエージェントを担当していたのが小原氏でした。ただエージェント枠の制限がされた関係で担当から外れた経緯があります。

川田騎手としては引き続き担当してもらいたかったようですが、当時の小原氏は福永祐一騎手、岩田康騎手、四位洋文騎手の3人を担当していました。この中で3番手だった四位騎手の成績を川田騎手が上回っていましたが、小原氏と四位騎手は記者時代からの深い関係。しかも小原氏がエージェントを始めるきっかけを作ってくれたのが四位騎手ということもあり、川田騎手が渋々身を引いた格好でした。また川田騎手自身も先輩を押しのけてまで担当してもらうことに気まずさもあったでしょう。

それから長い年月が経ち、福永騎手が引退して調教師となり、1人分の枠が空いたことでそういった話が持ち上がったようです。小原氏は他の騎手からもエージェントを担当して欲しいという依頼が舞い込んでいるようで、一部では川田騎手が焦っているのではないかともいわれています」(競馬記者)

 とはいえ、現在の担当である井上氏との関係が冷え込んだ訳でもないだろう。降って湧いたようにも思える今回の噂には、川田騎手が尊敬している福永調教師との特別な関係もあるのではないか。

 現在の状況でも前代未聞の記録や成績を残しているため、川田騎手もこの流れを変えたくないという思惑もあるはず。既にエージェント変更は先送りになったとか、その話は無くなったという噂も聞こえ始めたらしい。

 記者の話によると、今すぐ変わるという噂はどうやら沈静化しつつあるようだが、何かしらのきっかけがあれば、再燃することもありそうだ。

高城陽

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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